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カテゴリ:Bookのエントリー一覧

  • 生涯現役キャリア作戦~シニア産業カウンセラーからの提案~

    青木 羊耳朱鳥社p19120歳から60歳までの40年間、一日10時間を通勤と仕事に費やしたとする。週休二日制の場合、1年間の勤務日数が約250日だから、40年×10時間×250日=10万時間となる。60歳から80歳の20年間、食事や睡眠時間など、生活維持に必要な時間を10時間とすると、一日の自由時間は、24時間-10時間=14時間20年間では、20年×14時間×365日=約10万時間つまり、60歳以降は、それまで働いていたのと同じ量の自由時間を持つこと...

  • 蝉しぐれ

    藤沢 周平文藝春秋文春文庫p470藤沢周平は長編より短編、などと書いたが、すぐその誤りを見せつけられた。解説の中で文芸評論家の秋山駿氏はスタンダールの「赤と黒」を例に出しながら、本作の出だしの部分は、西欧的近代文学の正当な嫡子といった趣であると述べているが、出だしだけでなく、全体のがっちりした構成は、たしかに日本の時代小説というよりも、19世紀のヨーロッパ文学を思わせる。とくにフランス文学で、私はスタ...

  • 老後破産~長寿という悪夢~

    NHKスペシャル取材班新潮社p231「老後破産」という言葉を生み出した「NHKスペシャル」が2014年9月に放映され、さきほどの「下流老人」が出版されたのが2015年6月、NHKスペシャルの番組内容を書籍化した本書が翌7月に続いている。単身高齢者の悲惨な生活実態が、多く人々の注意を集めるようになった。これからさまざまな対策を講じられていくに違いない。だが、問題はそう簡単に片付かないし、都市部の高齢化は急速に進むだ...

  • 下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 その2

    藤田 孝典朝日新聞社朝日新書p221前のエントリーで小難しい感想を書いたが、実は、本書でもっとも印象に残ったのは以下の部分。「仕事一筋できたならば、夫は妻に逃げられてはいけない わたしが今まで見てきた経験上からも、妻は月15万円の生活費でも暮らしていける方が多いが、夫の場合はほとんど絶望的と言っていい。とくに団塊の世代よりも上の層の日常生活力の乏しさには驚くべきものがある。 …いまだに「家事は女性がする...

  • 下流老人 一億総老後崩壊の衝撃

    藤田 孝典朝日新聞社朝日新書p221悲惨な老後を送る貧困高齢者への支援活動を実際に行っている著者だけあって、実態を描いた第1章から第3章はリアリティと迫力がある。たしかに、老後の生活崩壊は、特殊な人に訪れる特別な事態ではなく、誰にでも起こりうる話である。他人ごとではない。われわれはそれを覚悟しておいた方が良い。著者は、「社会システムと社会福祉制度の機能不全」が、このような下流老人を生み出す原因であると...

  • 隠し剣秋風抄

    藤沢 周平文藝春秋文春文庫p384藤沢周平作品を読み始めたばかりの私が作品のことをあれこれいうのはまだ早いと思うのだが、これまで読んだだけでも、短編小説の名手であることはよくわかる。長編の方も、はじめから長編として書かれたものより、短編小説の連作として書かれたもののほうがずっと優れている。そして、この作者の短編小説の長さが、ちょうど良い長さなのである。通勤電車で、ちょうど一話だけ読めるの長さ。そして...

  • 隠し剣孤影抄

    藤沢 周平文藝春秋文春文庫p409著者の代表作のひとつである「隠し剣」シリーズ八作を収める。読みごたえのある短編が並ぶ。「剣客小説に新境地を開いた」と文庫本のカバーにあるが、たしかに著者の独壇場といった趣。...

  • 中野重治全集〈第五巻〉歌のわかれ 街あるき むらぎも

    中野重治全集第5巻筑摩書房p417美しい日本語を読みたいなと、ふと思って、そのときに思い出したのは、中野重治の文章である。それで、図書館から借りてきて、久々に読んでみた。「歌のわかれ」「街あるき」「むらぎも」の3作品は、いずれも著者の自伝的小説だという。そのうちの「むらぎも」は東京大学学生だった頃を描いた作品。作者らしい丁寧な描写が随所にみられる。「なんでもそのときは雨がふつていた。こまかい雨で、安吉...

  • たそがれ清兵衛

    藤沢 周平新潮社新潮文庫p379傑作短編集。なかでも表題の「たそがれ清兵衛」は、名品。その他の7編も、印象深い。...

  • 闇の傀儡師(下)

    藤沢 周平文藝春秋文春文庫p361後半は興味を失って、なんとなく読んでしまったので、話の細かいところは覚えていない。ただ、主人公源次郎と津留の交流は心温まるいい話だった。読みどころは、それだけだったような気もする。p...

  • 闇の傀儡師(上)

    藤沢 周平文藝春秋社文春文庫p341伝奇小説的要素を加えた長編小説。謎の人物たちによる会話の章をはさみながら、伝奇的な要素を含む波乱万丈のストーリーが展開する大型時代小説。ただし、こういうふうな叙述の仕方は、作者の手に余るようで、ぎごちなさが感じられる。伝奇小説のような結構の大きな話も、柄にあわないようだ。...

  • 藤沢周平全集 第11巻 消えた女 / 漆黒の霧の中で / ささやく河 ~彫師伊之助捕物覚え~

    藤沢 周平文芸春秋藤沢周平全集11p659「彫師伊之助捕物覚え」三部作となる「消えた女」「」漆黒の霧の中で」「ささやく河」。昨日と今日の2日でまとめて読んだ。昨日「凶刃」を読んでいるので、2日で4作を読んだことになる。藤沢周平の作品の読み方としては、非常にもったいない読み方をしてしまった。この作家の文章は、日本酒をチビチビと嘗めるように、もっとゆっくり読むべきである。...

  • 凶刃 ~用心棒日月抄~

    藤沢 周平新潮社新潮文庫p44116年後の青木又八郎と、これまでの登場人物の姿が描かれている。かつての用心棒仲間だった浪人細谷源太夫や、口入れ屋の相模屋吉蔵など、本当にそうなるだろうなという姿に描かれている。細谷源太夫の妻の結末は意外だったが、しかし、そうなって全然おかしくはない。現実の社会というものはそういうものだろう。その一方で、エンディングの場面の、あの心憎い思いやり。厳しいような温かいような、...

  • 刺客 ~用心棒日月抄~

    藤沢 周平新潮社新潮文庫p407相変わらず主人公青木又八郎は人を斬りまくる。この人には、人を殺したことに対する自責の念はないのだろうか。などど、あまり関係ないことを考えながら読んだ。あいかわらず面白い。...

  • 孤剣 ~用心棒日月抄~

    藤沢 周平新潮社新潮文庫p462用心棒日月抄シリーズ第2弾。面白い。途中で止めるのが難しい。しかし主人公は、すこし人を斬りすぎではなかろうか。...

  • 用心棒日月抄

    藤沢 周平新潮社新潮文庫p511藤沢周平の作品は、映画「たそがれ清兵衛」(2002年 出演:真田広之、宮沢りえ)、「隠し剣 鬼の爪」(2004年 出演:永瀬正敏、松たか子)、「武士の一分」(2006年 主演:木村拓哉、檀れい)で観たことがあったが、小説を読むのは初めて。時代小説を読むのは、隆慶一郎がほぼ初めてだった、読むべき本が山ほどありそうだ。...

  • 海を見ていたジョニー 他

    五木 寛之講談社五木寛之小説全集2p336表題作ほか、7つの短編を収録。「さらばモスクワ愚連隊」による鮮烈なデビューを飾った後の作品群。デビュー作発表と同じ昭和42年に、中間小説雑誌に発表されたもの。主人公として登場してくるのはテレビ関係者が多く、きっと当時は、気鋭の新進作家が描く、時代の最先端を舞台にした社会派の傑作短編小説、とでも紹介されたのだろうと思うが、全集第一巻の作品群が持っていた新鮮な叙情味...

  • かくれさと苦界行 他

    隆 慶一郎新潮社隆慶一郎全集7p462デビュー作「吉原御免状」の翌年に発表された続編。最後がちょっと急ぎすぎのような気がした。吉原を舞台にした短編「張りの吉原」も収録。...

  • 一夢庵風流記

    隆 慶一郎新潮社新潮文庫p664前田慶次郎の活躍を描く時代小説。「北斗の拳」で有名な原哲夫の「花の慶次」の原作としても有名。捨丸、骨、金悟洞といった、最初は主人公慶次郎の命を狙うものの、その魅力に負けて、いつのまにか付き従うことになるサブキャラクターたちが秀逸。...

  • 僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなに金がかからない

    武内和久・山本雄士ディスカヴァー・トゥエンティワンp303超高齢社会を迎え、破綻しつつある医療制度を維持していくためには、予防の重視をはじめ、さまざまな角度からの改革が必要であることことを論じた本。いろんな論点がうまくまとめられており、好著だと思う。ただし、その語り口がね。普通にしとけばいいのに、タイトルをはじめ、猫なで声が気持ち悪い。...

  • 吉原御免状

    隆 慶一郎新潮社隆慶一郎全集1p428これがデビュー作とはすごいねえ。一気に読ませる。続編の「かくれさと苦界行」が早く読みたい。...

  • ドグラマグラ

    夢野 久作筑摩書房ちくま文庫夢野久作全集9p669福岡の誇る作家、夢野久作の代表作。完成までに20年費やしたというだけあって、構想の緻密壮大さ、自在に変化する文体の絢爛豪華さ、縦横無尽の饒舌ぶりと膨大な知識量、予断を許さないストーリーの奇怪な屈折ぶりなど、どれひとつとっても傑作、あるいは怪作の名にふさわしい。舞台は明治後半の福岡市。ところどころ出てくる福岡市の地名がまた懐かしい。数十年ぶりに二度目を読む...

  • 影武者徳川家康 (下)

    隆慶一郎新潮社新潮文庫p535現実社会の中では、うまくいく筈がないとか、こんなことをやっている場合ではないとわかっていても、仕事としてやらなければならないという状況はいつでもある。先が見えない人々の中で、将来このままではダメになるとわかっていながら、自分のできる範囲内で、最大限努力し、事態の変化を待つということはいくらでもある。いや、そういう場合の方が大部分だろう。本書の主人公である徳川家康の影武者...

  • 影武者徳川家康 (中)

    隆慶一郎新潮社新潮文庫p5642巻目に入って登用人物がほぼ出そろい、物語も落ち着いてきた。とはいうものの、次々に新しい事態が出現。主人公二郎三郎は息つく暇もない。関ケ原以降の徳川家康が実は影武者だったという突拍子もない物語を、じつはこっちのほうが事実ではなかったかと思わせる作者のリアリティの再現力がものすごい。...

  • 影武者徳川家康 (上)

    隆 慶一郎新潮社新潮文庫p544著者の名前とこの本の噂は、発表当時から聞いていた。面白いとは聞いていたが、文句なしに面白い。先の展開がまったく読めない。こういう本は久しぶりだ。...

  • 蒼ざめた馬を見よ 他

    五木 寛之講談社五木寛之小説全集1P353この前読んだ文庫本に収められた作品のほかに、「蒼ざめた馬を見よ」「弔いのバラード」「赤い広場の女」が収録されている。この小説全集は、装丁が黒一色の小型サイズで、天金を施したなかなかオシャレなつくりだ。直木賞受賞作となった「蒼ざめた馬を見よ」はもちろん出色のでき。導入部でたちまち読者をその世界に引き込んでしまう。この作者のつかみは非常に強力で、大流行作家となった...

  • さらば モスクワ愚連隊

    五木 寛之新潮社新潮文庫p265五木寛之という作家の本は読んだことがなかった。上の世代に非常に人気のあった流行作家なので、通俗的で面白くないだろうと思っていた。「さらば モスクワ愚連隊」今読むと、これは傑作。導入部から読み手を引き込み、捉まえて離さず、鮮やかで感動的な展開。忘れ難い印象を残す。「GIブルース」「白夜のオルフェ」「霧のカレリア」すでに作者のスタイルが明確に確立されている。ワンパターンな気...

  • 地下室の記録

    ドストエフスキー亀山 郁夫=訳集英社p268筑摩版小沼文彦訳に較べると、亀山訳の主人公は、やや男性的な感じ。ただ、主人公は、もっとだらしなくみっともない、卑小な人物のはずなので、小沼訳の方が、本来のイメージに近いのではないかと思う。それから、亀山訳では、「まったく」を「ったく」と訳すなど、ウケを狙っているのか、妙な言葉遣いが違和感。こういう「新しい」コトバは、すぐに古びるし、作品の品格も落とすので、や...

  • 夜明け前 第二部(下)

    島崎 藤村新潮社新潮文庫p473重厚で、漢字も多く、かなりの長編ということもあって、なかなか読む気が起こらなかったが、読み始めてみると、スラスラ読むことができた。題材の面白さや、落ち着いた文章――派手さを抑え、実質のある過不足ない文書で、長編にぴったり――のおかげもあるが、なによりも、文の中に込められたリズムが良いからだと思う。島崎藤村は詩人から出発した人だから、当然である。長編のどこを取ってきてもいい...

  • クロコディール(鰐)

    ドストエフスキー小沼 文彦=訳筑摩書房ドストエフスキー全集第5巻p111-1461865年 44歳 第21作。ドストエフスキーほどの大作家になると、この程度の小品はさらっと書いてしまうのだろう。風刺風のコミカルな作品。というぐらいしか言いようがない、どうということのない作品。...

  • 地下生活者の手記

    ドストエフスキー小沼 文彦=訳筑摩書房ドストエフスキー全集第5巻p5-109光文社古典新訳文庫の安岡治子訳では、主人公は「俺」だったが、こちらは「私」。「私」の方が似合っている。主人公の徹底的な自虐ぶりは、現実にそんな人間が現れたとしたら、傍から見ていてかなり滑稽なはずだが、安岡訳ではそれがあまり感じられなかった。逆に、主人公の底にある生真面目さが、すこし強めに出ているような感じがする。こちらの訳では、...

  • 夜明け前 第二部(上)

    島崎 藤村新潮社新潮文庫p402第一部は、主人公の言動が7割、歴史的背景が3割ぐらいだったが、第二部は逆転。政治情勢や、世情の変動についての説明が詳しい。もちろんそうしてもらわないと、こちらは状況がわからないし、そうした部分も、かなり興味深い。版籍奉還から廃藩置県といった大きな制度の変転のもとで、主人公たちに直接かかわる庄屋や宿場の制度も急激に改められていく。暮らしの変化の中で、闇を透かして見ても、時...

  • 夜明け前 第一部(下)

    島崎 藤村新潮社新潮文庫p408「夜明け前」は、黒船が到来した幕末から明治維新まで、木曾路の庄屋兼宿の主を主人公として、時代の移り変わりを描いた歴史作品である。江戸と京都の中間に位置する木曾を舞台にした時点で、勝負は決まったようなものだ。江戸から京都へ、京都から江戸へ、そこを訪れる武士たちの様子によって、激しい時代の変遷をうかがい知ることができる。見事な着想だが、しかもそれが島崎藤村の父がモデルだと...

  • 夜明け前 第一部(上)

    島崎 藤村新潮社新潮文庫p462いうまでもなく島崎藤村の代表作。日本文学史の中でも必ず触れられている有名な作品。それだけに、読むのがなんとなく億劫だったが、読み始めると、意外に面白い。傑作作品や有名な作品というのは、えてしてこんなもので、そういう評判をとるだけのことはあるのだ。詩人として有名な島崎藤村の小説を読むのはたぶんはじめて。堅牢で見事な日本語による重厚な作品。...

  • 地下室の手記

    ドストエフスキー安岡 治子=訳光文社光文社古典新訳文庫p2851864年 43歳 第20作。いよいよ後期の傑作群の登場。最初は「地下室の手記」。「地下生活者の手記」とも訳される。最初に読んだのは高校のとき、二度目に読んだのは大学生の時で、いずれも新潮社の江川卓の訳。タイトルは「地下生活者の手記」だった。数十年ぶり、三度目を読んだ。例によってストーリーはあらかた忘れてしまっていたが、やっぱり面白い。ものすごく陰...

  • 神州纐纈城

    国枝 史郎河出書房新社河出文庫p455「しんしゅうこうけつじょう」と読む。伝奇小説の傑作中の傑作といわれる本書。確かに、予想のつかない展開。強烈な幻想力。見事な文章。期待にたがわない作品。こうしたご馳走は、高級なフランス料理を食べるときみたいに、味わいながらゆっくり読んでいくべき。だが、なんとな気がせいていて、カップ麺を食べるみたいに、ざっと読んでしまった。解説の三島由紀夫が誉めていた洞窟のシーンも...

  • 冬に記す夏の印象

    ドストエフスキー小沼 文彦=訳筑摩書房ドストエフスキー全集第4巻p341-4181863年 42歳 第19作。前年に行った最初のヨーロッパ旅行の記録。といっても、観光した場所に関する記載はほとんどなく、パリとロンドンの人々の暮らしと思想に関するドストエフスキー独自の感想が、かなり乱雑に…走り書きといった感じで…述べてある。締め切りに追われて、やっつけ仕事的に書いたものだろうか。ふーんという感じで、特に感想もないが、...

  • いやな話

    ドストエフスキー小沼 文彦=訳筑摩書房ドストエフスキー全集第4巻p287-3391862年 41歳 第18作。シチュエーション・コメディーみたいな一作。初期のころの作品にも、こういうのがあったが、よりドストエフスキーらしくなっていて、読ませる。手慣れて来たというか、悪どさと心理描写が深まっている。大家の一筆書きといった感じ。...

  • 虐げられた人々

    ドストエフスキー小笠原 豊樹=訳新潮社新潮文庫p6861861年 40歳 第17作。前半は読むのが辛く、期間を置きながら、途切れ途切れしか読んでいないので、非常に時間がかかった。たぶん3カ月ぐらいかかったと思う。なぜ辛かったかといえば、単純に、話が面白くなかったからである。短編ならまだしも、長編小説で面白くなかったら、一気に読み通すことなどは、とても無理だ。ところが第二部の第6章、本書のp250あたりの、登場人物...

  • 英雄三国志 六 夢の終焉

    柴田 錬三郎集英社集英社文庫p518諸葛亮亡き後の姜維の戦いを描く。魏呉ともに後継者が次々に変わり、政権をめぐって争いが続くが、あまり面白くない。三国志はやはり、劉備・関羽・張飛や曹操が亡くなるまで、あるいは諸葛亮が五丈原に没するまでの物語だな。淡々と読み進めて、終わってしまった。読者に途中で投げ出さなせないだけの面白さを備えているのは、やはり作者の力量によるものだ。...

  • 異端の人間学

    五木 寛之・佐藤 優幻冬舎幻冬舎新書p186ロシアに詳しい作家五木寛之と、元ロシア駐在の外交官佐藤優による、ロシアについての対談集。面白かったので、対談の中で触れられている五木寛之の本とか、アウシュビッツに関する本を読んでみることにした。...

  • 世界のトップを10秒で納得させる資料の法則

    三木 雄信東洋経済新報社p252資料の作り方や、パワーポイントの使い方について書いてある本はたくさんあるけれども、本書はそのなかでもかなり実践的。エクセルを使ったパレート図や回帰分析の方法まで書いてあって、非常に参考になった。いずれどこかで使ってみたいと思いました。...

  • 命の格差は止められるか

    イチロー・カワチ小学館小学館新書p219これは名著。健康格差とソーシャルキャピタル、ポピュレーションアプローチや社会疫学について、分かりやすく丁寧に解説してくれている。健康づくり政策にとっての行動経済学の重要性まで触れていて、関係者必読の本。...

  • 英雄三国志 五 攻防五丈原

    柴田 錬三郎集英社集英社文庫p462諸葛亮と司馬懿仲達の戦い。作者が描く孔明は万能の天才で、しかも妖術まで使うものだから、まったくの無敵。コーエーの三国志でいえば、知力150ぐらいあるのではないかというぐらいなので、それはちょっとどうかと思うのだが、その孔明もやはり病気には勝てない。五丈原に没するまでを描く。...

  • 英雄三国志 四 出師の表

    柴田 錬三郎集英社集英社文庫p552この「英雄三国志」全六冊は、「柴錬三国志 英雄ここにあり」三巻と、その続編の「柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか」三巻をまとめたもの。三冊目の最後、「出師の表」まででいったん物語は終わるのだが、好評だったこともあるのだろう。今度は孔明を主人公に、少し遡った時代から再開される。諸葛亮による南方遠征を経て、馬謖を斬るところまで。作者は、三国志の英雄の中で、諸葛亮を...

  • 英雄三国志 三 三国鼎立

    柴田 錬三郎集英社集英社文庫p618赤壁の戦いから、関羽、張飛、劉備の死を経て、諸葛亮による出師の表まで。表紙イラストは、劉備。どの三国志でも、劉備の凡庸さがきわだっていて、なぜこんな人物が三国志の主人公なんだろうと思ってしまうのは、誰しも同じだろう。柴田錬三郎の英雄三国志でもそうで、重要なポイントポイントで諸葛亮の足を引っ張ってばかりいる。いい加減、愛想を尽かして逃げ出したほうがいいんじゃないかと...

  • 英雄三国志 二 覇者の命運

    柴田 錬三郎集英社集英社文庫p688呂布、袁術、曹操、劉備らによる目まぐるしい小沛・下邳争奪戦から、官渡の戦いを経て、赤壁前夜まで。このシリーズ、福田隆義氏による表紙のイラストが素晴らしい。第一巻は、関羽。この第二巻は、曹操。...

  • 英雄三国志 一 義軍立つ

    柴田 錬三郎集英社集英社文庫p668数ある三国志作家の中に、柴田錬三郎の名は必ず出てくる。久しぶりに、新たな作者の三国志を読んでみることにした。第一巻目。600ページ以上ある分厚さが嬉しい。しかも全部で6冊もあることを、読み始めてから気がついた。これは楽しみ。「蒼天航路」の少年時代の孔明の扱い方は、この本からヒントを得ていたと思われる。...

  • ビッグチャンス――追い風の今、日本企業がやるべきこと

    冨山 和彦PHP研究所p297「なぜローカル経済から日本は甦るのか――GとLの経済成長戦略」で描かれたGの世界に焦点をあて、なぜ日本企業が敗れたのか、これからそこで戦うためには、企業と社員はどういう条件・覚悟が必要となるかを詳述。年功序列に安住する大企業を、ムラ型メンタリティーの「クソ」サラリーマン会社と罵倒しまくって、相変わらず意気軒高。読んでいると元気が湧いてくる。ちなみに、「エピローグ―真正「稼ぐ力...

  • 挫折力―一流になれる50の思考・行動術

    冨山 和彦PHP研究所PHPビジネス新書p254若いときの苦労は買ってでもしておけ、という諺のビジネス版読本。エリートサラリーマンを目指す人向けなので、鼻持ちならないと感じる人もいるかと思うが、しかし、言っていることは正論だ。この人の、みもふたもない毒舌ぶりは、けっこう癖になる。...

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