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トゥモロー・ワールド 

この映画の製作国は、どのサイトを見てもアメリカ・イギリス映画と書いてあるので、たぶん両国スタッフの共同製作なのだろうが、雰囲気はいかにもイギリス映画。舞台は近未来のロンドンだし。

近未来のロンドンといえばSFでは悲惨な世界と相場は決まっている。この荒廃した雰囲気はアメリカ映画では出せないもので、なぜイギリス映画は出せるかというと、やはり現実にそういう社会を経験しているからだろう。1970年代の沈滞時(英国病と言われていた時代)のイメージが強い影響を与えているのではないか。

アメリカも1930年代に大不況を経験しているが、そのころを覚えている人は少ないだろうし、もともとあの国の人々は良い意味でも悪い意味でも単細胞だから、世界観にコクがない。イギリスは歴史が長い国なので、現れてくるものの深みやコクや味わいが違う。

それにもともとイギリス人というのはディストピア小説が好きみたいですね。現代SFの嚆矢となるH.G.ウェルズの「タイムマシン」がすでにそうだし、ウィンダムの「トリフィド時代」は破滅小説の原型ともいえるものだし、「人類皆殺し」とか、バラードの一連の作品とかーいずれも古すぎるけどー超有名どころではオーウェルの「動物農場」「1984」がある。
映画では「時計仕掛けのオレンジ」とか、最近見たのでは「Vフォー・ヴェンデッタ」もそうだし。

この映画「トゥモロー・ワールド」の特色は、荒廃した世界の描き方がいままでとはひと味違って、イスラム系の移民がいっぱい出てくるところ。ロンドンが中近東の街に見えるほどで、それ以外にも多種多様な難民があふれかえっていて、きっとロンドンの未来はこうなるに違いない。そう思わせるリアリティある混沌とした世界を作り出している。

その世界を、うわ~、とんでもないなあと思いながら眺めていると、話はどんどん進んでいって、そのまま終わってしまうのであるが、この手の映画や小説の見方としては、まあこれでいいんだろうと思いますね。
ストーリーは、その世界を案内するためにくっつけられたようなもの。いってみれば観光案内用に後からマラソンコースをつくって、テレビ中継の際に映るようにしたようなもので、あちこちを案内するのが主だから、それはあってもなくてもあまりかまわない。この映画のストーリーも恐ろしく単純です。

それでもなかなかの秀作。

BGMは凝っていて、なんと「クリムゾン・キングの宮殿」がかかりました。びっくりして最初曲名を思い出せなかった。懐かしい(涙)
ディープ・パープルの「ハッシュ」は気がつきませんでした。

原題:Children of Men
DVD
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by ネタバレ映画館 on 2007/09/27 at 01:43:34

トモロヲ・ワールドってどんな所かな~

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