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アポカリプト

アクション系原住民映画とでもいえばいいんでしょうか。
かなり面白い。迫力もすごい。

不気味な場面を描こうとするときの描き方には、「地獄の黙示録」と「狂い咲きサンダーロード」の影響があると思います。
泥で真っ黒になって、目のところだけ白く残った主人公が立ち上がるシーンなんかは、「地獄の黙示録」でウィラード大尉が川から現れる場面にそっくり。

3時間の間まったく退屈しませんでした。
けれども後味が悪い。
この監督のサディスチックな趣味には、やはりついていけないところがあります。

主人公の妻の出産シーンは、とても感動的なはずなんだけど、どうも、意図的に苦しめるだけ苦しめておいて、最期にかろうじて救われたのを見て、よかったよかったと笑いながら、裏では、もっと苦しめても死ななかったかな、などと考えていそうで薄気味が悪いです。

象徴的なのが最期の場面。
あの船を見て、野蛮な原住民の文化に、ようやく文明の光がもたらされたと受け取って、監督の西欧優位の思想を批判する意見もあるけれども、実はそうではないと思う。コルテス、ピサロのことを思えば、これから中南米の徹底的な破壊、原住民に対するジェノサイドがはじまるわけで、監督があそこで言いたかったのは、ほんとうの地獄はこれからだということでしょう。
なんという救いのなさ。
しかしそれでこそパッションの監督の面目躍如です。

ただし、こういう物語を2時間も続けておいて、最期の最期であのようなメッセージを出せる人間というのは、まともではないと思う。主人公の絶体絶命の危機を予想外のやり方で切り抜けて見せて、見事な手際だと思いませんかと、監督は両手を広げてニヤニヤ笑っているような気がするんだけれども(たしかによくできたエンディングだと思います)、でも私は真面目に、この監督は狂人だと思います。でなければ、あんなことはできない。

そういう意味では、逆にこれからの彼の映画は目が離せません。
でも、ほんとうは、はやく病院にいった方がいいと思います。かなりヤバイのではないかと思います。

原題:Apocalypto
公式サイト
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by ネタバレ映画館 on 2007/07/01 at 06:56:39

逃げる、追いかける、逃げる・・・

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