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Match Point その2

映画のタイトルに、ウディ・アレンという名前が出て来て、勘違いに気がつきました。
ウディ・アレンといえば都会風の気の利いた映画を撮る監督。
これまで、「ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう 」しか見たことはありませんが、そういうイメージの監督です。
(ちなみに、「ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」という映画は、はとても面白い映画です。見てない方はビデオでぜひどうぞ。なかでも「ミクロの精子圏」は傑作)
そういう監督が、ストレートなスポーツ映画を撮るわけがない。これはマズイ。

映画のオープニングで、テニスコートのネットの上をボールが行き来して、そのうちネットにはじかれて真上に上がり、「マッチ・ポイントで、このボールがどちら側に落ちるかでその人の運命が決まる。」みたいなことを言っています。(たぶん)
映画の終わりがこのオープニングとピタッと符合するところがなかなか見事なんですが、物語はまず主人公クリスがテニスのコーチとして、ロンドンの富豪の息子トムのコーチになるところからはじまります。

その妹クロエとも知り合い、富豪の父親にも気に入られ、彼の会社の重要な仕事を任されるようになり、やがて結婚して家族の一員になるという、主人公のサクセス・ストーリーとして物語は進みます。
ですから全然テニスの映画ではありませんでした(笑)。

富豪の息子トムの恋人として登場したノラに対し、主人公は初対面のときから関心を抱きます。
トムに棄てられてロンドンから姿を消した彼女とふとしたきっかけで再会し、彼の方から積極的にアプローチして、ついにわがものとします。(このあたり私は寝てました)

貞淑で賢く優しい妻クロエと、美しくセクシーで奔放なノラ。
その二人のあいだを行き来しながら、仕事もますますうまくいって、主人公は一見順風満帆に見えます。
しかしそういつまでもうまくはいきません。
ノラとの関係がだんだん泥沼化していきます…

主人公クリスを演じるジョナサン・リス=マイヤーズは、この役柄にぴったりの俳優です。
彼のどこか暗い風貌は、育ちの良い優しい娘と結婚し、経済的にも恵まれ、裕福な彼女の家族からも信頼されるという一見何不自由なく見える環境にいるにもかかわらず、根本的なところでの焦燥感、自分の人生には重要な何か欠落していると感じて、無自覚ながらいつもそれを追い求めている人物、それへの欲求にいつも駆られている人物を思わせます。それが目に見える形となってあらわれたのが、(ある意味手近な)ノラへの欲求だったように思えます。その欠落感と渇望感は、根本的なモラルの欠如とどこかでつながっており、時と場合によっては致命的な結末を引き起こす知れない。最後のシーン(階段のシーン)では、彼の暗さがいっそう際立っています。それはこの主人公の倫理的な暗さといってもいいかもしれません。

ノラを演じたのはスカーレット・ヨハンセン。
美人です。
アメリカのブロンド美人。
なんかあまり感想が出てこないぐらい美人。
こういう主人公の近くにセットする爆弾としてはピッタリです。吹っ飛ばされるとわかってても手を出してしまう。

クリスの妻クロエを演じたのはエミリー・モ-ティマー。
貞淑で賢く優しい妻。
上品に育てられ、絵に描いたような良妻賢母なんでしょうが、どこかひ弱で鈍感さも感じられます。彼女と結婚したらきっとこの主人公は退屈するだろうな、大変だなあ、でも誠実で可憐な彼女を裏切って不倫に走るとはこの男はとんでもない奴だと思わせるまでところまで役柄にぴったりです。
ただ、彼女に対する監督の視線はシニカルですね。スカーレット・ヨハンセンに較べると胸のとこらあたりがイマイチなので、それが原因かも…。

音楽はオペラの曲がたくさん出てきて、もしかすると、オペラのストーリーと映画の進行に関係があるのかもしれませんが、その方面に詳しくないのでわかりませんでした。

この映画は各種の賞にもノミネートされ、アメリカでもヒットしているそうです。
たしかに見応え十分。
舞台がロンドンなのでイギリス英語なんですが、なじみがないのでさらに聞き取れず、ウトウトしたところもあったんですが、途中から引き込まれて目が離せなくなりました。
ただ主人公が鏡の前で犠牲者と対話する場面、どう弁解したのかきちんとわからなかったのが残念。

レジェンド・オブ・ゾロ、コープス・ブライド、それにこの映画、いずれも字幕なしだったので、そういう重要なセリフを漏らしたところはあったんですが、それでもストーリーだけなら結構分かるものなんですね。
というより、そういう映画でなければ、つまり映像だけでも観客に物語を分からせるようなものでなければ、映画としてだめなのかもしれません。
これは新しい発見でした。

原題:Match Point
公式サイト
このエントリーのタグ: スカーレット・ヨハンソン
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by Production Rif-Raf on 2006/03/21 at 11:37:33

基本情報 「Match Point」(2006、アメリカ) 監督:ウッディ・アレン(アニー・ホール、世界中がアイラブユー) 脚本:ウッディ・アレン 製作:Stephen Tenenbaum, Gareth Wiley 出演:ブライアン・コックス(アダプテーション)、スカーレット・ヨハンソン(ロスト・イン..

by ここアメリカ?!日記 on 2006/03/20 at 23:35:51

最近一体まみに何が!!どうしたここアメ??とかって思われた方!!正解ほんと最近どうしちゃったんでしょ?自分でもわからな?い☆でも確実に言えることは、ひ・ましかも、死にそうにひ・ま今日も実は昼頃起きちゃったもんで予定そうくずれ。外は寒いしぃ?、今から何するぅ

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