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NANA (2)

ただし、この映画で決定的に欠けているものがある。
それは音楽の量だと思う。

ボクシング映画でボクシングのシーンがお粗末だったり、野球映画で野球のプレーがヘタクソだったりすると非常にシラケルものだけど、それ以前の話として、ボクシングのシーンががほとんどないボクシング映画や野球の場面がほとんどない野球映画とかいうのはありえないだろう。

この映画の実質的な主人公はボーカルのナナで、彼女の愛の喪失と獲得とがこの映画の重要なテーマになっているけれども、彼女がその真価を発揮するはずの歌の場面や、彼女の属するロックバンド・ブラストの演奏場面が非常に少ない。

というか、ブラストは実力あるバンドとして、これからどんどんノシていくんだろうけど、持ち歌が一曲しかないというのはいったいどうしたことなんだ。

かれらが演奏するのは、冒頭の北海道のライブハウスのシーン(それもほんのちょっとだけ)と、横浜進出の場面で、ここでは1曲フルに歌うけれども、その2箇所しかないのは淋しすぎる。

横浜のコンサートの場面にしても、1曲で会場総立ちになってしまったりして、この曲がそれだけスゴイ曲なんだと言いたいのかも知れないけれども、観ているこっちとしては、たぶん他の曲を作るのが面倒なので、映画のタイトル曲でもあるこの曲ですべて済ませてしまおうという魂胆ミエミエだなあとしか受け取れない。

バンドに新たなベーシストを迎える際でも、ボロロンと弾いただけでスゴいベーシストだ、なんていっているけれども、こういうところはこの種の映画の見せ場の一つのはず。
どれだけスゴイか、実際に見せるのが常道。

それを観て、観客はオオッと単純にビックリする、そういうのがお決まりのパターンのはずなんだけどなあ。
本人が実際に弾いてみせなくても、合成でもなんでもいいから映像で実際に見せてくれればいいのに。
このへんで手抜きされるとがっかりしまう。

野球映画で言えば、山なりのボールを見せておいて、160キロがデタキタ━━━(゜∀゜)━━━ !!!!!といって騒いでいるみたいなもので、こういうところをきちんとやらない映画は、観客を甘くみているとしか思えない。

ボーカルのナナに較べると、もう一人のナナが働いている場面のほうがよっぽど多くて、彼女の彼氏のバイトの場面とか、そういうところはきちんとリアリティあるんだけど。

つまりロックバンドを正面から描いているところがあんまりないわけです。  
結局ボーカルのナナで一番印象に残っているのが2度の入浴シーンというのでは、映画としてはマズイだろう。

曲数の少なさについては、トップグループであるトラネスの見事な舞台でちょっとは満足させてくれる。
この場面では、歌と音楽そのものの力によって、観る者を感動させ、物語を説得的に進めることに成功している。
日本の映画の中でこういうことに成功している場面は初めてみました。これはスゴイことだと思う。

それでもやはり音楽が少なすぎると思うのは、実際に音楽が演奏されているシーンの時間的な少なさだけではなくて、全編に音楽が充ち満ちている、そういう感じがちっともしないことにもよる。
音楽が重要な役割を持つ映画であるにもかかわらず、じつにもったいない話だ。
たとえば「Beck」が映画化しようと思っても、この程度の音楽量だったら絶対に成り立たないだろう。

ついでにいうなら、実際に使われている曲も、なんだかおとなしめのメロディアスな曲ばかりなので、トラネスやブラストの人たちって、格好は凄いけど、パンク系というよりもアイドルロック系を目指してるのかなと思ってしまう。原作の設定ってほんとにそうなのかなあ。

しかし、まあ、みんなタバコ吸い過ぎだな。
登場人物がこんなにタバコを吸う映画というのは、キアヌ・リーブスが肺ガン末期の主人公を演じた「コンスタティン」以来だ。

ロックする人=不良=タバコ吸う人という強いイメージでもあるのか、バンド関係の人物にはとことんタバコ吸わせてますね、この監督。吸わないベースのシンが逆に目立つぐらい。
でも、それってかなり古くさいイメージではなかろうか。

それに吸っている格好があんまり板についてないんですね。
ことに主人公のナナは、いかにもとってつけたようでカッコ悪い。
こんなに似合わないなら、最初から吸わない設定にしたほうがよかったと思う。

最後の麻雀の場面も、室内であんなにタバコを吸ってたら、空気が紫色になって息もできないだろうに。
仕事から帰ってきたもう一人のナナが、思わず鞄を落とし涙ぐんでしまうのは、ご褒美のせいというよりもきっと室内の濛々とした煙でやられたのと、自分の可愛らしい部屋もヤニで汚れて黄色くなってしまうと思って悲嘆に暮れてたからに違いない。
ラストシーンの白い窓と机は、だから、あんまり似合わないですね。
机にタバコの焦げ痕がいくつかついていたりすると、いかにもサマになってるんですけど。

トラネスのギタリストが松田龍平だったとは、映画が見おわったあともしばらく気がつかなかった。
なんだか顔がでかくなったような気が…
元ロッカーズの陣内みたいになるのかなあ…

それにしてもこの映画、中1の娘が学校で評判なので見に行きたいというので連れて行ったけど、あんまり親子連れで見に行く映画じゃなかったなあ。

続編ができたら、こっそり一人で見に行こうと思います。

公式サイト
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by ☆★☆風景写真blog☆★☆healing Photo! on 2005/09/28 at 17:44:21

2005年9月6日NANA?ナナ?2005年9月3日(土)全国東宝系ロードショー2005年/日本/1時間54分製作:TBS、東宝セディックインターナショナル集英社、トゥループロジェクトIMJエンタテインメントMBS、アニプレックス#18(2005.7月から起算)Total #107同い年の同じ

104:NANA
by ネタバレ映画館 on 2005/09/25 at 00:55:48

 観終わった瞬間、二つのバンド名を忘れてしまった。相変わらず記憶力が弱いなぁ?と嘆く一方で、別れの列車がキハ40-816だと覚えていた・・・ コミックが原作なのにしっかりしたストーリーだ。そして、音楽もいいのに、中島美嘉、松田龍平、そして平岡祐太の演技によって評

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