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The Killing Fields

★★★
1984年
141分
ネットで視聴 英語字幕

原題:The Killing Fields

有名な映画だが見るのは初めて。
ただし、テレビで何度も放送されていたので、断片的には見ていたらしい。

それをつなぎあわせて、この映画はこういうストーリーだろうと勝手にイメージしていたので、実際に見てみてその食い違いにとまどったところがあって、なんだか変な感じだった(たとえば、主人公のアメリカ人ジャーナリストはクメール・ルージュの捕虜になってひどい目にあうのだが、忠実な兵士になっていた元カンボジア人助手に、脱走を見逃してもらうとか)。

そんな話ではぜんぜんなかった。
そういうヒロイックな創作的な要素を廃した、原作者の実体験に基づいたシリアスで重たい映画。

アメリカ軍の都市爆撃の犠牲になった死体や怪我人のシーンが痛々しい。
アクション映画では気にならないが、実話に基づくだけに、特に子供たちの姿が見ていて辛い。

私が、ポル・ポト政権の虐殺を知ったのは1986年。
「女の国になったカンボジア」という本を読み、衝撃を受けた。

映画の日本公開が1985年だから、その反響を受けて、私にこういう本を読んでみたいと思わせる社会的雰囲気があったのかもしれない。
カンボジアの状況そのものは、ポル・ポト政権崩壊後の1979年から、日本でも新聞報道がなされていたようだ。

あれから30年以上が経つ。
クメール・ルージュの狂気といってしまえば簡単だが、背景を知れば知るほど、アメリカの関与について考えざるをえなくなる。
そもそもアジア有数の豊かな農業国の荒廃は、ニクソンのカンボジア爆撃からはじまった。
もしろんその前からアメリカ支援によるロン・ノル将軍によるクーデター、さらに遡ればベトナム戦争があるわけだが。

中東を震源地として起こっている現在のさまざまな出来事も、このときと同様に、アメリカ抜きには考えられない。
アメリカという国やその国民が、そのことに気がついているかはどうかは疑問だが。




これまで見たことはなかったが、Youtubeには、カンボジアのこの時代に関する映像がいくつか上がっていた。
私が見たのは以下の三つ。

三番目の番組は、ポル・ポト政権No3だったイエン・サリ元副首相をはじめ、加害者側がインタビューに応じている。

中枢にいた人物が政権崩壊後も生きていることにびっくりだが、現場で手を下した人間よりも、偉くなり責任が重くなるにしたがって、虐殺を他人ごとのように、他人の責任のように語るのに唖然とする。
だからこそ、ここまで生き延びてこれたのかもしれないが。

【特集21 ポル・ポト政権時代のカンボジア:NHK 14分47秒】


 【「カンボジアからの証言」(1979年製作) 15分46秒】


【ポルポトの悪夢~大虐殺の責任が今問われる~:NHK(1999年) 58分30秒】
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