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藤沢周平全集 第5巻 士道小説短篇(2)

藤沢 周平
文藝春秋
藤沢周平全集第5巻
p570


昭和51年から64年の作品23編。
市井小説もいいが、やはり武家の小説の方が面白いと思うのは、それだけ武士の暮らしの制約が厳しいからだろうか。

考えてみれば当時の武士というのは、幕府に仕えるのは国家公務員、藩の場合は地方公務員みたいなもの。
あるいは、企業に勤めて、ルールにがんじがらめのサラリーマンを彷彿とさせる。
浪人は、たしかに失業者というイメージだ。
そういうところで作中の人物に共感を覚えるのかもしれない。

【収録作品】
闇の顔、小川の辺、木綿触れ、夢ぞ見し、一夢の敗北、小鶴、梅薫る、孫十の逆襲、 泣くな、けい、 泣く母、 飛べ、佐五郎、 山桜、帰還せず、報復、弾む声、切腹、花のあと、雪間草、悪癖、麦屋町昼下がり、三ノ丸広場下城どき、山姥橋夜五ツ、榎屋敷宵の春月



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