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虐げられた人々

ドストエフスキー
小笠原 豊樹=訳
新潮社
新潮文庫
p686


1861年 40歳 第17作。

前半は読むのが辛く、期間を置きながら、途切れ途切れしか読んでいないので、非常に時間がかかった。
たぶん3カ月ぐらいかかったと思う。

なぜ辛かったかといえば、単純に、話が面白くなかったからである。

短編ならまだしも、長編小説で面白くなかったら、一気に読み通すことなどは、とても無理だ。

ところが第二部の第6章、本書のp250あたりの、登場人物がほぼ出そろい、語り手である主人公とナターシャが、前日訪れてきたワルコフスキー公爵が表面的な態度とは別になにかを企んでいることについて、相互に同意した場面ぐらいから、話はがぜん面白くなる。

熱に浮かされたような怒涛のスピード感が出てきて、読むのが止まらなくなる。ドストエフスキーの長編に特有のあの魅力が、この物語の後半で、ついに現れた。畳みかけるような事件の連続と独自の語り口。ドストエフスキーは、自分にふさわしいそういうスタイルを、ここでついに発見したようだ。

残りの400ページあまりは、忙しい合間をぬって、3日で読んでしまった。



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