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地方消滅 創生戦略篇

増田寛也・冨山和彦
中央公論社
中公新書
p183


「地方消滅」の増田寛也氏。
富田和彦氏については、よく知らない。
その二人の対談集。

面白かったのは、京丹後市が2015年3月に全国第一号で策定した「地方版人口ビジョン」についての話。
(p12 第1章 消滅危機の実態とチャンス)

2060年には、現在の人口5万8千人が約3割増えて、7万5千人に増えると書いてあるそうだ。

増田氏の地方創生会議の試算では、41%減の3万5千人としているにもかかわらずである。

地方創生会議による将来推計と、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の将来推計の違いは社会的移動の取り扱いだけなので、社人研予測でも、10年程度遅れて創生会議予測とおなじ結果が現れると、社人研の方が書いているの読んだことがある。

にもかかわらず、京丹後市では、創生会議や社人研の錚々たる人口問題の専門家に逆らって、あえてあのようなビジョンを全国に先駆けて出したわけだから、よっぽど自信があったのだろう。

それほど自信あるなら、京丹後市の方々にはぜひ国のトップに座っていただいて、国全体の人口減少問題の解決に指揮をふるってもらいたいところだ。

などと皮肉を言ってもしょうがない。

こういうビジョンを出しておきさえすれば、国から交付金だか補助金がもらえるからやっているだけなので、誰も人口減少や長期的な回復策について真面目に考えてるはずはない。
京丹後市だけではなく、それがほとんどの地方自治体の現状だろう。
(京丹後市のビジョンは各方面からの注目を浴びたようで、長文の反論をHPに掲げているだけまだ真面目である)。

国の方でも、全国の自治体から出された地方版人口ビジョンを集計してみるとよいと思う。
合計した2060年の総人口は、減少どころではなく、2億か3億人になっているのではないか。

めでたしめでたしである。

あと面白かったのが、「G型大学」と「L型大学」の話。
(p64 第2章 L型大学から地方政治まで)

そりゃあ文系の教授連中は怒るだろうなあ、という内容。
面と向かって、「役立たず!」「ゴミ!」と罵っているようなもの。

大学論の成否はひとまずおくとして、本書における富田氏の大半の意見はまっとうに思えるので、別の本も読んでみることにした。



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