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まちづくり:デッドライン

木下 斉・広瀬 郁
日経PB社
p239


「まちづくりに携わっている人々はふたつに分かれる。ひとつは戦後50年近く続いた経済成長と成熟を体感してきた世代と、もうひとつは、バブル崩壊後の20年あまりの縮小と低迷の時代しか体感していない世代である。ふたつの間には大きな意識のギャップがあって、活性化のイメージもバラバラなので、意見がまったくかみ合わない。」(p36)という木下氏の意見は、ハッとし、なるほどと納得した。

私はもちろん前者の世代であるが、いまの若い世代の感覚は決定的に違うらしい。

われわれが考える繁栄とは、どうしても高度経済成長期のそれに引っ張られる。
典型的なのがバブルの時代で、あらゆることが軽躁的でバラ色だった。
インド映画のカラフルで楽しいダンスシーンみたいな時代。
たとえばこんなイメージなんですね(笑)。
いいかどうかは別にして、みんな若くてバカでちょっとセクシーでもあった時代。
(もう一度繰り返したいかというと、それはまた別)

ただし、これは、一時的な現象であって、少子高齢化の進展とともに、状況は反転する。

これから考えるべき街づくりは、
「縮小を続ける国内需要に対応し、まちをそれに合わせてどうつくり変えて維持していくのかという点に目を向けなければならい」(p47)
という本書の指摘はまったくその通りだろう。

高齢化した商店主たちがそれに気づいているかというと、それはなかなか難しい。
過去の輝かしい成功体験があるし、うまくいかないとうすうす気がついていても、歳をとっては頭を切り替えが困難だ。
かれらの出番はもうないので、次の世代に期待するしかない。

だが、問題なのは、その動きを支援すべき国や自治体までもが、まだ状況の反転に自覚的ではない点で、過去の栄光を夢見みて、逆に足を引っ張っているのではないかという点だ。

第2章の戦後から現在までのまちをめぐる経済の成長と衰退を説明した章は、非常に説得的でタメになった。
言われてみればそのとおりだが、言われるまでは気づかなかったことを多々教えてくれる。



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