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やさしい女 ―幻想的な物語―

ドストエフスキー
井桁貞義=訳
講談社
講談社文芸文庫
p7―100


1876年 ドストエフスキー55歳のときの作品。
社会時評的な連載もの「作家の日記」の中で発表された作品。

「未成年」を完成させ、「カラマーゾフの兄弟」に取りかかる前の作品ということで、巨匠がさっとひとなでしたような中編だが、内容は深く、重い。

人間のどこに目を凝らしていたら、こういう、人間の根元や全体像を捉えたような作品ができるのだろうか。

ところで、この講談社文芸文庫は、「やさしい女」と「白夜」が収められて、247ページで1200円(消費税別)。
両方とも新訳といえ、高いなあ。


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