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聖書入門-マタイ福音書講義 第4巻 時のしるし

滝沢 克己
中村 悦也=監修
三一書房
p295


イエスがエルサレムに入ったところまでで、2年間の公開講座が終わる。
イエスの最後の一週間について、「非常に大事ですので、その後、勉強するために、10月まで延ばそうと思います。」(p280)という言葉のように、当初の2年間を終え、延長の予定だったようだが、結局再開されず、亡くなられている。

とはいえ、ここまでの4巻で、著者の思想は語り尽くされている。
繰り返し繰り返し、人間存在がそれ自身では成り立たないこと、人間は自らの思いが根絶される絶対的な地点から成り立たしめられていることを説いてやまない。

同じことの繰り返しと批判する人もいるかもしれない。一挙に読もうとすると、たしかにそう思える。
が、毎日、少しずつ読むと、日々に新鮮で、なかなかよかった。

繰り返しといえば、現在読んでいるカールバルトの「ロマ書講解」だって同じようなものだ。いろいろなことを語ってはいるが、指し示しているところは一点だ(たぶん)。

そうやっていろいろ語ってもらわないと、分からない人間には分からないのである。
いや、これだけ丁寧に語ってもらっても、少しは分かったかというと、それも怪しいのである。

聖書入門 第4巻―マタイ福音書講義 時のしるし
このエントリーのタグ: 滝沢克己 聖書
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