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葉山嘉樹集-19 ⑫氷雨

⑫氷雨

1937年(昭和12) 43歳

同年の作。

「氷雨」については、以前若干触れたことがある。

「氷雨」は作者の後期の代表作であり、心情小説の傑作である。

釣竿をかかえて夕暮れの道を帰っていく父親と二人の子供の情景は忘れがたい印象を残す。

ここに至ってもなお文章を書かざるをえない作者の作家としての業のようなものを感じる。

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