トップページ | 全エントリー一覧 | RSS購読

since2004.10.27

最近の記事

リンク

Search 

Ranking

ブログランキング・にほんブログ村へ




アクセスランキング

[ジャンルランキング]
スポーツ
2129位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
サッカー
355位
アクセスランキングを見る>>

葉山嘉樹集-15 ⑧山谿に生くる人々

⑧山谿に生くる人々 ―生きる為に―

1934年(昭和9) 40歳

⑦「今日様」の翌年の作品。
作風は前作と同じだが、印象的なのは次の一節。

考へたり、思ったり、感じたりすることが、そもそも不必要な事なんだ。見ろ、ここは日本中で、一番昆虫の多い処だ、と云はれてゐる。昆虫は考へたり、思索したりはしない。だが、感じはするだらうなあ。ぢゃあよし、お前も感じっぱなしにしろ! 「痛いな」「あゝ草疲れた」「あゝ飲みたい」「眠いな」と感じたら、それっ切りで、打ち切ってしまへ。後を考へるな。くよくよするな。ぼうっとしてしまへ。
(p342)


作家が一面的なイデオロギーから脱したのは進歩であるが、考えることをやめてしまっては――
時勢と貧困に押し流されながら、「生きる為に」後退戦を戦っていることの独白――

トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント

Calendar

01 | 2018/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -

+ アーカイブ
 

カテゴリー

レビュー