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The Grapes of Wrath

John Steinbeck
Penguin Books
Modern Classics
p476


スタインベックの「怒りの葡萄」

まぎれもない傑作。

資本主義がもたらす社会的な歪みを描いた作品に対してこういう言い方はなんだが、極上のウイスキーのような作品。強烈で、濃厚で、読者を遙か彼方まで運んでいってくれる。

オクラホマの農民一家の悲劇を描くが、この勇壮な作品は、なぜだか黒澤明の「7人の侍」を思い起こさせる。
最後の有名なシーンは、やはりこれしかない。

昔、高校生だった頃、読んでみて、ジョード一家の物語の間に挟まれた断片的な章が退屈で、ストーリーを中断するだけのように思えたのだが、あのときはよく分かっていなかったんだな。
この部分は内容もそうだが、いろいろな文体で書かれていて面白い。

会話文が、発音に合わせて変則的な綴りにしてありますが、すぐ慣れます。
英語そのものは、そんなに難しくない。

英語を読んでいて、ほんとうによかったと思わせてくれました。
ここ数年読んだ中ではベスト。
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