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2018年09月のエントリー一覧

  • 近現代詩歌

    池澤夏樹=編河出書房新社池澤夏樹=個人編集 日本文学全集29p.448日本の現代詩のだいたいのところを読んでみようと思って、これが手っ取り早いかなと思って読んでみた。明治から平成までの詩を池澤夏樹、短歌を穂村弘、俳句を小澤實という人たちがそれぞれ選んでいる。短歌と俳句は関心がないのでナナメ読み。詩は島崎藤村から入沢康夫まで41人。一人につき1つか2の詩。金子光晴と中野重治しか印象に残らなかった。現代詩は、田村...

  • 島崎 藤村1908新潮社新潮文庫p.386島崎藤村をはじめ、同人誌「文学界」に集った若者たちを描く自伝的小説。作中の青木のモデルは、わずか25歳で亡くなった北村透谷。かれの痛ましい姿が印象的。...

  • 破戒

    島崎 藤村1906岩波書店ワイド版岩波文庫p.440英語でniggerという言葉を読んでも、その言葉の持つインパクトは伝わってこないが、日本語では普通使われることない差別的な蔑称が堂々と出てくると、さすがにたじろいでしまう。アメリカ人がトムソーヤーとかハックルベリーフィンとか読むときに感じる、その中で使われている用語に対する抵抗感というのは、こんな感じなのかもしれない。日本の自然主義文学の先陣を切った作品として...

  • 戦争と平和(六)

    トルストイВойна и мир1865-69藤沼 貴=訳岩波書店ワイド版岩波文庫p.535ナポレオン軍の退却ピエールの救出ナターシャとの再会有名なエピローグ第一部はその後の後日談。ナターシャが太り、健康な主婦となっている。子供にアンドレイと名付けているのは泣かせる。ニコライとマリアは理想的な夫婦に。ソーニャに対する冷たい扱いはどうしたことかと思うが、現実によく起こりそうなことであり、これぞトルストイのリアリズム。エピ...

  • 戦争と平和(五)

    トルストイВойна и мир1865-69藤沼 貴=訳岩波書店ワイド版岩波文庫p.535第四部第二編まで。モスクワ放棄アンドレイとナターシャの再会ピエールの逮捕ニコライとマリアの再会ピエール捕虜にナポレオン軍の退却...

  • 戦争と平和(四)

    トルストイВойна и мир1865-69藤沼 貴=訳岩波書店ワイド版岩波文庫p.558第三部第二篇まで。ナポレオンのロシア侵入ニコライとマリアの運命的出会いポロジノの戦いピエールの戦争見物アンドレイの負傷...

  • 戦争と平和(三)

    トルストイВойна и мир1865-69藤沼 貴=訳岩波書店ワイド版岩波文庫p.498第二部第五篇まで。ナターシャを中心に物語が展開。ナターシャとアンドレイ。駆け落ち事件と破局。...

  • 戦争と平和(二)

    トルストイВойна и мир1865-69藤沼 貴=訳岩波書店ワイド版岩波文庫p.572 第二部第二篇まで。巨額の遺産を相続したピエールの結婚と破綻と決闘。フリーメイソン加入。アンドレイのアウステルリッツ参戦と負傷。...

  • 戦争と平和(一)

    トルストイВойна и мир1865-69藤沼 貴=訳岩波書店ワイド版岩波文庫p.513この岩波版では、当時の風俗や軍隊の階級、お金のことなど、作品理解に役立つコラムをところどころに入れるという思い切った試みを行っている。これらの情報はたしかに役立つが、本文の流れをぶち切ってしまう。それで結局、最初にまとめて読むことにしたのだが、それならば、本文中に入れるより、後ろにまとめてもらっていたほうがよかったのではないかと...

  • 贖罪のヨーロッパ 中修道院の祈りと書物

    佐藤 彰一 中央公論社中公新書p.286前著「禁欲のヨーロッパ」では6世紀頃までを扱っていたが、本書は5世紀から12世紀頃までの修道院の推移。修道院についてはまったく知らないことばかりで、本書の内容は濃すぎて正直ついていけていない。...

  • 禁欲のヨーロッパ 修道院の起源

    佐藤 彰一中央公論社中公新書p.282修道院における禁欲。どうやって成り立ってきたかを、ギリシャ・ローマ時代までさかのぼって論考する。...

  • 福翁自伝

    福沢 諭吉1899富田 正文=校訂岩波書店ワイド版岩波文庫p.346口述筆記に加筆したものなので、非常に読みやすい。幼いころから60歳までを振り返る。こうして読むと、福沢諭吉という人は、過去国内に存在しなかった西洋の理念や文化を完全消化して国内に紹介する学者・文筆家・啓蒙家としての才能、慶応義塾の創設者としての実業家としての才能、社会のなかでやりたいことをやるためにうまく立ち回る実践者としての才能、そのいず...

  • 学問のすゝめ

    福沢 諭吉1880岩波書店ワイド版岩波文庫p.206小泉信三の「読書論」で「学問のすゝめ」が出てきて、とても面白そうなので読んでみたら、予想以上に面白かった。タイトルは誰でも知っている本書だが、まさかこんなに面白いとは。だからこそ、明治時代にあれだけ読まれたに違いない。(国民の10人に一人は読んだらしい。いまでいうと、一億人ということになる)平等と独立と学問(実学)の重要性を熱く語る。...

  • 大した問題じゃないがーイギリス・コラム傑作選 

    ガードナー、ルーカス、リンド、ミルン行方 昭夫=編訳岩波書店岩波文庫p.22920世紀初頭のイギリスのエッセイ集。現代にも通じる身近な話題を取り上げて、ユーモラスに語っている。ひまなときに、ゆるゆると読むのがいいのでしょうが、あくせくして読んだのでピンときませんでした。...

  • 読書論

    小泉信三1950岩波書店岩波新書p.185著者の小泉信三は、経済学者や慶応大学塾長としてよりも、戦後まもなく、今の天皇が皇太子だったころの教育係として知られているのかもしれない。この読書論は、数ある読書論のはしりみたいなもの。岩波新書から1950年に出版された。昔は新書版というのは、岩波新書ぐらいしかなく、それも難しい本ばかりのように感じられて、この本もなかなか手に取ることがなかった。今読んでみると、本格的で...

  • 愛書狂

    フローベール他生田耕作=編訳白水社p.245書物集めに狂った人たちをテーマにしたアンソロジー。以下の作品を収める。愛書狂 G.フローベール稀覯本余話 A.デュマ著ビブリオマニア Ch.ノディエ愛書家地獄 アスリノー愛書家煉獄 A.ラング著フランスの愛書家たちーアンドルー・ラング著『書物と書物人』に拠る書物集めに関心があるわけではないが、こうした変人たちの話は、なんとなく面白い。最初の「愛書狂」は、フローベール14...

  • 完訳 釣魚大全Ⅰ

    The Compleat Angler orr Contemplative Man's Recreation The Fifth Editionアイザック・ウォルトン1676飯田 操=訳平凡社平凡社ライブラリーp.410英文学史では有名な本ですが、読んでみたら、タイトル通りの釣りについての技術本でした。釣りを趣味とする人が、こんな本も読んでいますと自慢するための蘊蓄本だと思います。もちろん、それはそれで悪いことではない。ただ、わたしには縁がないので、下巻を読むのはちょっとね。...

  • シルヴェストル・ボナールの罪

    Le crime de Sylvertre Bonnard Membre de L'institut Calmann-Lévyアナトール・フランス1925伊吹 武彦=訳白水社アナトール・フランス小説集1p.293フランスのノーベル賞作家。初めて読むが、よくわからなかった。それよりも、昔からこの人の名前をみると思っていたのだが、ペンネームに、国名であるフランスと入れるのは不思議な感覚ではないだろうか。本名がジャック・アナトール・フランソワ・ティボーというので、フランソワ...

  • 文学趣味 -その養成法-

    Literary Taste:How to form itアーノルド・ベネット1909山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.190良書です。昔の英文学徒はずいぶんこの本の影響を受けたのではないでしょうか。翻訳は古いけれども、短いし、読みやすい。ないよりも、面白い。絶版というのが残念です。チャールズ・ラム、ハズリット、ワーズワース、そして巻末のチョーサーにはじまりギッシングに終わる購入すべき英文学図書の一覧表とか、著者の勧めるとおりにするの...

  • 新修 宮沢賢治全集 第7巻(詩6)

    宮沢賢治筑摩書房p.422冬のスケッチエスペラント詩稿、歌曲などを集める。Wikipediaによると、この「新修宮沢賢治全集(1979-80:全17巻)」は、「校本宮沢賢治全集(1967-69年:全13巻)」を基に、新たに編纂した普及版とのことである。このあと、「新校本宮澤賢治全集(1995-09年:全17巻19冊)が出されており、現在手に入る限りの宮沢賢治を知ろうと思えば、そちらを読むべきだろうが、この普及版でも、草稿や異校が山ほどあっ...

  • 新修 宮沢賢治全集 第6巻(詩5)

    宮沢賢治筑摩書房p.473宮沢賢治が最晩年に試みた文語詩を集成。最晩年といっても、37年間の生涯なので、まだまだ若い。この短い期間に生み出した詩と小説の量はすごいものだ。文語詩はわかならいので、ほとんど読み飛ばしてしまった。...

  • 新修 宮沢賢治全集 第5巻(詩4)

    宮沢賢治筑摩書房p.357疾中詩編ははじめて読む。「丁丁丁丁丁」は恐ろしい。...

  • 新修 宮沢賢治全集 第4巻(詩3)

    宮沢賢治筑摩書房p.357春と修羅・第三集。日常の仕事や、その中の人間関係を題材にとった詩は、とても珍しく感じられる。こんな卑近なことも詩にしていたのか、詩にできるのかという感じ。...

  • 新修 宮沢賢治全集 第3巻(詩2)

    宮沢賢治筑摩書房p.451春と修羅・第二集。膨大な詩稿。さまざまな試み。発表できるできないにかかわらず、どうやっても詩を書かざるを得なかった人物なのだろう。トーマス・マンの「ベニスに死す」の中で、「現存するほとんどすべての偉大なものは、一つの「にもかかわらず」として現存し、憂患と苦悩、貧困、孤独、肉体の弱味、悪徳、情熱、そのほか無数の障害にもかかわらず成就したものだ」(実吉捷郎=訳)といっているが、な...

  • 新修 宮沢賢治全集 第2巻(詩1)

    宮沢賢治筑摩書房p.379「春と修羅」の各作品の最終形だけでなく、草稿、改稿も含めて、すべて載っているのはすごいが、研究者ではないでの、そこらあたりは読み飛ばす。長編の詩「小岩井農場」のをはじめてよいと思った。これまでは、長すぎて、ついていけなかったのだが。たんたんと読んでいるだけでも、繰り返し触れていると、こんなことも起こる。...

  • 新修 宮沢賢治全集 第1巻(短歌・俳句)

    宮沢賢治筑摩書房p.379宮沢賢治の短歌・俳句をすべて集めたもの。短歌・俳句はわからないので 、目をとおしてみただけ。なんの感想もなし。...

  • 唐詩選(下)

    李 攀竜16C 頃前野 直彬=注解岩波書店ワイド版岩波文庫p.330このワイド版の岩波文庫は、1991年から出ているそうだが、2015年3月で休止。高齢者向けの活字の大きい本だが、たしかにこちらのほうが読みやすくなってきた。セレクションも優れていて、手もとに置いてときおり再読したい本、若い頃に読んだけれどもう一度読んでみたい本、これまで読んだことははなかったけれども、一度は読んでみたい本がずらりと言う感じ。いわゆる...

  • 唐詩選(中)

    李 攀竜16C 頃前野 直彬=注解岩波書店ワイド版岩波文庫p.444読み方としては、手元に置いて、ときどきパラパラめくってみる、というぐらいでいいのだろう。唐詩選は、この前通読した新旧の中国名詩選と違って、別離の詩とか、望郷の歌とか、傾向がかなり偏っているので、続けて読んでいくと飽きがくるので。...

  • 唐詩選(上)

    李 攀竜16C 頃前野 直彬=注解岩波書店ワイド版岩波文庫p.386明代に編まれた唐詩のアンソロジー。日本でも、江戸時代からよく読まれている書物。テレビもラジオも、インターネットもない時代には、静かな夜、知識人は、こういう書物を読んでいたのだろうか。漢文の素養のない身としては、残念ながら、あまり入ってこない。素読とまではいかないまでも、学校で学ぶ時代に、いくつかの詩や文章は、暗記するぐらいまで徹底的にやっ...

  • ティモシー・アーチャーの転生

    The Transmigration of Timothy Archerフィリップ・K・ディック1982山形 浩生=訳早川書房ハヤカワ文庫SFp.408ヴァリス3部作の最終作。ディックの遺作となった作品。内容は普通の小説。なので面白くない。ディックの面白さはSF作家だからこそ。普通の小説を書いても、出来はあまりよくないようである。...

  • 聖なる侵入

    The Divine Invasionフィリップ・K・ディック1981山形 浩生=訳早川書房ハヤカワ文庫SFp.428ヴァリス3部作の2作目。わりとSFっぽいつくりになっている。...

  • ヴァリス

    VALISフィリップ・K・ディック1981山形 浩生=訳早川書房ハヤカワ文庫SFp.430新訳が出ていたのを知らなかった。アメリカ人の精神的崩壊感とディックの宗教観が絡み合って、複雑な味わい。...

  • タイタンの妖女

    The Sirens of Titanカート・ヴォネガット1959朝倉久志=訳早川書房ハヤカワ文庫SFp.477ワイドスクリーン・バロックと呼ばれる作品のうちの一冊。そのほかは、アルフレッド・ベスターの「虎よ、虎よ!」と、ヴァン・ヴォクトの「非Aの世界」だそうだが、これらの作品も、もう一度読んでみる機会があるかもしれない。昔、学生時代に読んだ時の衝撃は、さすがにいまはない。あのときに感じた酷さもそれほど感じないのは、世の中の不...

  • 書物

    森 銑三・柴田 宵曲岩波書店ワイド版岩波文庫p.342前半の森銑三のエッセイは、書物とは、読書とは、出版とはと、書物を取り巻くさまざまな事柄についてまじめに語っていて面白い。後半の柴田宵曲という人の方はあまり興味がわかなかった。...

  • モンテ・クリスト伯(七)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.441終わってしまいました。面白かった。久々に大長編小説を堪能しました。...

  • モンテ・クリスト伯(六)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.434次々と復讐が遂げられていく。残り1巻。ちなみに、第1巻目を読んで、その3日後に二、三巻目を読んで、その2日後に四、五、六、七巻目を一挙に読んでいます。読み始めたら止まりません。...

  • モンテ・クリスト伯(五)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.429仇敵たちが崩壊しはじめる。それにともない奇怪な死者が。一方、若者たちのラブストーリー。こちらも目が離せない。...

  • モンテ・クリスト伯(四)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.403多様な登場人物が入り乱れ、復讐劇がじわじわと進む。ところで、物語の舞台となっているのは、ナポレオンの100日天下後の王政復古の時代。当時の大きな政治的変動が、主人公の運命にも大きな影響を与えている。(もともと彼が投獄されたのも、ナポレオンの秘密文書が原因だった)...

  • モンテ・クリスト伯(三)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.405モンテ・クリスト伯、パリの社交界に登場。自分を罪に陥れた者たちは立身出世を遂げ、栄華を極めている。かれらと出会い、徐々に距離を縮めていく。...

  • モンテ・クリスト伯(二)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.433脱獄に成功。ファリア神父の残した財宝を手にいれる。船乗りシンドバッドとしてモレル商会を救済。モンテ・クリスト伯の復讐がいよいよ始まりそうだが、どう展開するのか見当もつかない。...

  • モンテ・クリスト伯(一)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.421ややゆっくりとしたオープニング。まず気がつくのは、ひらがなが多く、とても読みやすい翻訳だということ。無実の罪で獄に繋がれたエドモン・ダンテスは、おなじく獄中にあるファリア神父と出会い、さまざまな学問知識を授けられ、ついに財宝のありかを聞くことに。...

  • 日本近代文学評論選(昭和篇)

    千葉 俊二・ 坪内 祐三=編岩波書店岩波文庫p.457明治以降の近代日本文学史における主要な評論を集めた本で、明治・大正編と、昭和篇があって、本書は昭和篇。芥川竜之介「文芸的な、余りに文芸的な」、小林秀雄「様々なる意匠」、坂口安吾「堕落論」、など有名どころがはいっている。読み流したせいであまり頭に入らなかったが、下世話ながら、杉山平助という人の辛口人物エッセイ「文芸評論家群像」は面白かった。...

  • これで駄目なら-卒業式講演集

    If This Isn't Nice, What Is?: Advice to the Young-The Graduation Speeches カート・ヴォネガット2014円城 塔=訳飛鳥新社p.142ヴォネガットの大学卒業生にむけた講演集。そこまで面白い内容ではありませんが、有名作家が卒業式に来て、これからの人生への励ましの言葉を述べてくれたら、やっぱり印象深いでしょうね。そんな場面でシニカルなことばかり言っておられないので、ヴォネガットの言葉も、基本、前向きで暖かいです。...

  • 放浪記

    林 芙美子岩波書店岩波文庫p.573改造社版の放浪記のあと、全面改稿が行われた放浪記が第三部まで出されていて、本書はその全三部を収録。だれもが言うとおり、こちらは落ち着きと丁寧さはあるものの、改造社版の原初の破壊力は薄められてしまった。もちろん改造社版のほうが優れた作品だが、これはこれで。...

  • 荒地

    Waste LandT.S.エリオット1922岩崎 宗治=訳岩波書店岩波文庫p.3234月は残酷な月であるという詩句で有名なT.S.エリオットの詩。難解なことでも有名らしく、さすがに原文で読む勇気はないので、翻訳で読んでみたけれども、ちっともわからなかった。...

  • 浮雲

    林 芙美子1951(株)カドカワ角川文庫p.414終戦後の日本を舞台にした一組の男女の物語。代表作と呼ばれるにふさわしい、豊富で充実した内容の小説。主人公「ゆき子」の生き方には、現代の安定した社会の常識的な立場からはいろいろ言えるのかもしれないけれども、そのことにどれほど意味があるのだろう。このたくましさはもちろん作者自身の反映であろうし、男性作家がけっして描けない生々しさだと思う。...

  • 放浪記(改造社版)

    林 芙美子1930みすず書房p.271芸術家をめざす原初の女のうめきや叫びが叩きつけられたような作品。...

  • ヴォネガット、大いに語る

    Wampeters, Foma and Granfalloonsカート・ヴォネガット1974飛田 茂雄早川書房ハヤカワ文庫SFp.447スローターハウス5が1969年だから、それから5年後に出された本書は、もっとも初期のころのエッセイを集めたことになる。ヴォネガットは小説は面白いけれども、エッセイ集が面白くないのは、真面目さが前面に出過ぎるからだろうか。...

  • 賭博者

    ドストエフスキー1866原卓也=訳新潮社新潮文庫p.317出版業者とのひどい契約で、締め切りに追われた作者が、口述筆記を使って完成させた作品として有名。そのせいだろう、作品の最初はゴタゴタしてして、進行ももっさりしている。中盤、金持ちの伯母が登場してから面白くなるが、ドストエフスキーは、若い女や、いろんな境遇の男たちを描くのは上手だけれども、老女はあまり得意ではないようだ。全体としてはあまりいい出来の作品...

  • 山口瞳対談集(5)

    山口瞳論創社p.325対談相手は、村松友視、田中真理、野坂昭如、丸谷才一、生江義男、古山高麗雄、木山捷平、矢口純・柳原良平、安原顯、高橋義孝、パラオ・徳Q・ スバル・都鳥、吉行淳之介。古山高麗雄、木山捷平といった作家との対談に興味が引かれたが、さして記憶に残らず。パラオ・徳Q・スバル・都鳥という変な名前は、作者が連載した地方競馬ルポのときの雑誌担当者たちのペンネーム。以上5巻で終わり。ひまつぶしの軽い読み...

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