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カテゴリ:- Foreign Literatureのエントリー一覧

  • 戦争と平和(六)

    トルストイВойна и мир1865-69藤沼 貴=訳岩波書店ワイド版岩波文庫p.535ナポレオン軍の退却ピエールの救出ナターシャとの再会有名なエピローグ第一部はその後の後日談。ナターシャが太り、健康な主婦となっている。子供にアンドレイと名付けているのは泣かせる。ニコライとマリアは理想的な夫婦に。ソーニャに対する冷たい扱いはどうしたことかと思うが、現実によく起こりそうなことであり、これぞトルストイのリアリズム。エピ...

  • 戦争と平和(五)

    トルストイВойна и мир1865-69藤沼 貴=訳岩波書店ワイド版岩波文庫p.535第四部第二編まで。モスクワ放棄アンドレイとナターシャの再会ピエールの逮捕ニコライとマリアの再会ピエール捕虜にナポレオン軍の退却...

  • 戦争と平和(四)

    トルストイВойна и мир1865-69藤沼 貴=訳岩波書店ワイド版岩波文庫p.558第三部第二篇まで。ナポレオンのロシア侵入ニコライとマリアの運命的出会いポロジノの戦いピエールの戦争見物アンドレイの負傷...

  • 戦争と平和(三)

    トルストイВойна и мир1865-69藤沼 貴=訳岩波書店ワイド版岩波文庫p.498第二部第五篇まで。ナターシャを中心に物語が展開。ナターシャとアンドレイ。駆け落ち事件と破局。...

  • 戦争と平和(二)

    トルストイВойна и мир1865-69藤沼 貴=訳岩波書店ワイド版岩波文庫p.572 第二部第二篇まで。巨額の遺産を相続したピエールの結婚と破綻と決闘。フリーメイソン加入。アンドレイのアウステルリッツ参戦と負傷。...

  • 戦争と平和(一)

    トルストイВойна и мир1865-69藤沼 貴=訳岩波書店ワイド版岩波文庫p.513この岩波版では、当時の風俗や軍隊の階級、お金のことなど、作品理解に役立つコラムをところどころに入れるという思い切った試みを行っている。これらの情報はたしかに役立つが、本文の流れをぶち切ってしまう。それで結局、最初にまとめて読むことにしたのだが、それならば、本文中に入れるより、後ろにまとめてもらっていたほうがよかったのではないかと...

  • 大した問題じゃないがーイギリス・コラム傑作選 

    ガードナー、ルーカス、リンド、ミルン行方 昭夫=編訳岩波書店岩波文庫p.22920世紀初頭のイギリスのエッセイ集。現代にも通じる身近な話題を取り上げて、ユーモラスに語っている。ひまなときに、ゆるゆると読むのがいいのでしょうが、あくせくして読んだのでピンときませんでした。...

  • 愛書狂

    フローベール他生田耕作=編訳白水社p.245書物集めに狂った人たちをテーマにしたアンソロジー。以下の作品を収める。愛書狂 G.フローベール稀覯本余話 A.デュマ著ビブリオマニア Ch.ノディエ愛書家地獄 アスリノー愛書家煉獄 A.ラング著フランスの愛書家たちーアンドルー・ラング著『書物と書物人』に拠る書物集めに関心があるわけではないが、こうした変人たちの話は、なんとなく面白い。最初の「愛書狂」は、フローベール14...

  • 完訳 釣魚大全Ⅰ

    The Compleat Angler orr Contemplative Man's Recreation The Fifth Editionアイザック・ウォルトン1676飯田 操=訳平凡社平凡社ライブラリーp.410英文学史では有名な本ですが、読んでみたら、タイトル通りの釣りについての技術本でした。釣りを趣味とする人が、こんな本も読んでいますと自慢するための蘊蓄本だと思います。もちろん、それはそれで悪いことではない。ただ、わたしには縁がないので、下巻を読むのはちょっとね。...

  • シルヴェストル・ボナールの罪

    Le crime de Sylvertre Bonnard Membre de L'institut Calmann-Lévyアナトール・フランス1925伊吹 武彦=訳白水社アナトール・フランス小説集1p.293フランスのノーベル賞作家。初めて読むが、よくわからなかった。それよりも、昔からこの人の名前をみると思っていたのだが、ペンネームに、国名であるフランスと入れるのは不思議な感覚ではないだろうか。本名がジャック・アナトール・フランソワ・ティボーというので、フランソワ...

  • 文学趣味 -その養成法-

    Literary Taste:How to form itアーノルド・ベネット1909山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.190良書です。昔の英文学徒はずいぶんこの本の影響を受けたのではないでしょうか。翻訳は古いけれども、短いし、読みやすい。ないよりも、面白い。絶版というのが残念です。チャールズ・ラム、ハズリット、ワーズワース、そして巻末のチョーサーにはじまりギッシングに終わる購入すべき英文学図書の一覧表とか、著者の勧めるとおりにするの...

  • 唐詩選(下)

    李 攀竜16C 頃前野 直彬=注解岩波書店ワイド版岩波文庫p.330このワイド版の岩波文庫は、1991年から出ているそうだが、2015年3月で休止。高齢者向けの活字の大きい本だが、たしかにこちらのほうが読みやすくなってきた。セレクションも優れていて、手もとに置いてときおり再読したい本、若い頃に読んだけれどもう一度読んでみたい本、これまで読んだことははなかったけれども、一度は読んでみたい本がずらりと言う感じ。いわゆる...

  • 唐詩選(中)

    李 攀竜16C 頃前野 直彬=注解岩波書店ワイド版岩波文庫p.444読み方としては、手元に置いて、ときどきパラパラめくってみる、というぐらいでいいのだろう。唐詩選は、この前通読した新旧の中国名詩選と違って、別離の詩とか、望郷の歌とか、傾向がかなり偏っているので、続けて読んでいくと飽きがくるので。...

  • 唐詩選(上)

    李 攀竜16C 頃前野 直彬=注解岩波書店ワイド版岩波文庫p.386明代に編まれた唐詩のアンソロジー。日本でも、江戸時代からよく読まれている書物。テレビもラジオも、インターネットもない時代には、静かな夜、知識人は、こういう書物を読んでいたのだろうか。漢文の素養のない身としては、残念ながら、あまり入ってこない。素読とまではいかないまでも、学校で学ぶ時代に、いくつかの詩や文章は、暗記するぐらいまで徹底的にやっ...

  • ティモシー・アーチャーの転生

    The Transmigration of Timothy Archerフィリップ・K・ディック1982山形 浩生=訳早川書房ハヤカワ文庫SFp.408ヴァリス3部作の最終作。ディックの遺作となった作品。内容は普通の小説。なので面白くない。ディックの面白さはSF作家だからこそ。普通の小説を書いても、出来はあまりよくないようである。...

  • 聖なる侵入

    The Divine Invasionフィリップ・K・ディック1981山形 浩生=訳早川書房ハヤカワ文庫SFp.428ヴァリス3部作の2作目。わりとSFっぽいつくりになっている。...

  • ヴァリス

    VALISフィリップ・K・ディック1981山形 浩生=訳早川書房ハヤカワ文庫SFp.430新訳が出ていたのを知らなかった。アメリカ人の精神的崩壊感とディックの宗教観が絡み合って、複雑な味わい。...

  • タイタンの妖女

    The Sirens of Titanカート・ヴォネガット1959朝倉久志=訳早川書房ハヤカワ文庫SFp.477ワイドスクリーン・バロックと呼ばれる作品のうちの一冊。そのほかは、アルフレッド・ベスターの「虎よ、虎よ!」と、ヴァン・ヴォクトの「非Aの世界」だそうだが、これらの作品も、もう一度読んでみる機会があるかもしれない。昔、学生時代に読んだ時の衝撃は、さすがにいまはない。あのときに感じた酷さもそれほど感じないのは、世の中の不...

  • モンテ・クリスト伯(七)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.441終わってしまいました。面白かった。久々に大長編小説を堪能しました。...

  • モンテ・クリスト伯(六)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.434次々と復讐が遂げられていく。残り1巻。ちなみに、第1巻目を読んで、その3日後に二、三巻目を読んで、その2日後に四、五、六、七巻目を一挙に読んでいます。読み始めたら止まりません。...

  • モンテ・クリスト伯(五)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.429仇敵たちが崩壊しはじめる。それにともない奇怪な死者が。一方、若者たちのラブストーリー。こちらも目が離せない。...

  • モンテ・クリスト伯(四)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.403多様な登場人物が入り乱れ、復讐劇がじわじわと進む。ところで、物語の舞台となっているのは、ナポレオンの100日天下後の王政復古の時代。当時の大きな政治的変動が、主人公の運命にも大きな影響を与えている。(もともと彼が投獄されたのも、ナポレオンの秘密文書が原因だった)...

  • モンテ・クリスト伯(三)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.405モンテ・クリスト伯、パリの社交界に登場。自分を罪に陥れた者たちは立身出世を遂げ、栄華を極めている。かれらと出会い、徐々に距離を縮めていく。...

  • モンテ・クリスト伯(二)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.433脱獄に成功。ファリア神父の残した財宝を手にいれる。船乗りシンドバッドとしてモレル商会を救済。モンテ・クリスト伯の復讐がいよいよ始まりそうだが、どう展開するのか見当もつかない。...

  • モンテ・クリスト伯(一)

    Conte de Monte-Cristoアレクサンドル・デュマ1841-45山内 義雄=訳岩波書店岩波文庫p.421ややゆっくりとしたオープニング。まず気がつくのは、ひらがなが多く、とても読みやすい翻訳だということ。無実の罪で獄に繋がれたエドモン・ダンテスは、おなじく獄中にあるファリア神父と出会い、さまざまな学問知識を授けられ、ついに財宝のありかを聞くことに。...

  • 荒地

    Waste LandT.S.エリオット1922岩崎 宗治=訳岩波書店岩波文庫p.3234月は残酷な月であるという詩句で有名なT.S.エリオットの詩。難解なことでも有名らしく、さすがに原文で読む勇気はないので、翻訳で読んでみたけれども、ちっともわからなかった。...

  • プレイヤー・ピアノ

    カート・ヴォネガット・ジュニア朝倉 久志=訳1952早川書房ハヤカワ文庫p.603ヴォネガットの処女長編。機械を壊す革命が成功したイメージでいたけれども、読み直してみて、そうではないことを知った。ページ数は多いけれども、長さは感じさせない。以降の作品に比べれば、時間も場所も、オーソドックスに展開するけれども、読み手をつかまえてはなさないストーリテーラーとしての手腕は、最初のこの作品からもある程度うかがえる...

  • ヘンリ-・ライクロフトの私記

    ジョージ・ギッシング池  央耿=訳光文社光文社古典新訳文庫p.331新訳で読んでみる。これも悪くはないかな。といって、昔の平井正穂訳がどんなだったか、もう忘れてしまっているが。...

  • 中国名詩選(下)

    松枝 茂夫=編岩波書店ワイド版岩波文庫p518最後が毛沢東というのが興味深いが、これはたいした詩ではないような気がする。よくわからないけれども。まあ、これはこれで。...

  • 中国名詩選(中)

    松枝 茂夫=編岩波書店岩波文庫p395あわせて、旧版も読んでみることにしました。そんなに一生懸命ではなく、通勤の行き帰りに、気が向いたらサラッと読んでいます。なかなかいいものです。...

  • 新編 中国名詩選(下)

    川合 康三=編岩波書店岩波文庫p.556下巻はやっぱり白居易と蘇軾。旧版と較べて良いのは、やや字が大きくて読みやすいところかな。...

  • 新編 中国名詩選(上)

    川合 康三=編岩波書店岩波文庫p.568せっかくなので、新編のほうも最初から読んでみることに。旧版に比べると、知っておくべき作品、有名な作品をこまめに集めているような感じがします。...

  • 新編 中国名詩選(中)

    川合 康三=編岩波書店岩波文庫p.559中国名詩選は、いつのまにか編者が松枝茂夫から河合康三という人にかわっていた。松枝茂雄編はもう本屋では売ってないので、続きは新しいほうで。中巻の目玉はやっぱり、李白と杜甫。以前読んだときは王維が気に入ったけれど、今回はピンと来ない。編者の丁寧な日本語訳が付いているが、詩というのは翻訳では伝わらない部分が多いので、無駄ではないかと思う。大意を示すだけでいいのではない...

  • 中国名詩選(上)

    松枝 茂夫=編岩波書店岩波文庫p.345漢詩の歴史をその起源となる「詩経」から現代までたどる三巻のシリーズ。上巻では、やはり曹操、曹丕、曹植の詩が興味深いが、曹操の詩がいちばん気にいった。曹丕のはよくわからない。曹植は詩句が豊麗で難解。前回の簡単な感想はこちら。...

  • 聖なる酔っぱらいの伝説 他四篇

    ヨーゼフ・ロート池内 紀=訳岩波書店岩波文庫p408収録作品は以下の通り。 蜘蛛の巣 4月、ある愛の物語 ファルメライヤー駅長 皇帝の胸像 聖なる酔っぱらいの伝説ヒトラーのドイツ支配を予言した「蜘蛛の巣」は不気味。映画にもなっているらしい「聖なる酔っぱらいの伝説」もいいけれども、軽妙な「ファルメライヤー駅長」と「4月、ある愛の物語」が気に入りました。...

  • 夜 (新版)

    エリ・ヴィーゼル村上 光彦=訳みすず書房p.226著者は15歳のときに父、母、姉、妹とともに強制収容所に送られ、一家全員が虐殺される中、奇跡的に生き延びる。その体験を綴った自伝的作品。...

  • キリング・フィールド

    クリストファー・ハドソン水野谷とおる=訳角川書店角川文庫p366映画「キリング・フィールド」は、この映画の主人公であるアメリカ人記者シドニー・シャンバーグが、雑誌に発表した手記をもとに制作された作品。本書は、その手記と、映画のシナリオをもとに、作家のクリストファー・ハドソンが小説化したもの。映画のノベライゼーションである。映画の中では分かりずらかった部分の解説にもなっている。...

  • 論語

    孔子金谷 治=訳注岩波書店岩波文庫p302難しい哲理が書いてあると思ったが、平易な言葉で、人の取るべき行動や姿勢が語られていて、あっけないほど。日本語翻訳がなければ、100ページにも満たない文章。後世に非常な影響を与えた儒教のおおもとが、これだけとはね。ちょっと信じがたい。...

  • 中国名詩選(中)

    松枝 茂夫=編岩波書店岩波文庫p395晋から盛唐まで。この中国名詩選の素晴らしさのひとつは、日本語訳の見事さ。簡潔で平易。...

  • 中国名詩選(上)

    松枝 茂夫=編岩波書店岩波文庫p345これも20年ぶり。上には、三国志でおなじみの曹操、曹丕の詩が収められている。なかなかいいです。...

  • マルテの手記

    リルケ大山定一=訳新潮社新潮文庫p346こういう作品は、若く感受性が鋭敏なときでないとだめなのだろう。半年前に読んだ本だが、なにも印象に残ってない。30年前に読んだ時には、もっと心に残るものがあったはずなのに。たぶん20代、遅くとも30代までに読むべき本なのだろう。逆に、歳を取らないと味わえない本もあるから、それはそれでいいか。マルテの手記 (新潮文庫)(1953/06/12)リルケ商品詳細を見る...

  • カート・ヴォネガット

    カート・ヴォネガットが亡くなってもう六年経つ。かれの作品は好きだが、困るのは、読んだ後、元気がなくなるという点だ。ヴォネガットといえば、「心優しきニヒリスト」という肩書が有名で、かなり早い時期からそう言われていた。作品はたしかにそんなふうだ。かれの主人公は、巨大な歯車の中でモルモットのように扱われ、無慈悲な運命に翻弄される。誰が悪いというわけでもない。巨大な歯車、巨大なシステム、宇宙的な構造そのも...

  • ヴェネツィアに死す

    マン岸 美光=訳 光文社古典新訳文庫12 p166トーマス・マンの代表的中編のひとつ。ヴィスコンティの映画でも有名。映画はテレビでちらっと見たことがある。内容は、よく知られているとおり、確固とした名声を築いた初老の小説家が、避暑地のヴェニスで美少年に魅せられるというもの。20世紀を代表する大小説家であるトーマス・マンが、堅実で緻密な描写で、一人の芸術家の破滅を描いた作品。おそらく傑作なのだろうが、個人的には...

  • 変身/掟の前で 他2編

    カフカ丘沢 静也=訳 光文社古典新訳文庫11 p180判決変身アカデミーで報告する掟の前での4編を収録。カフカの作品といえば、面白くないという印象がある。作品の内容は、わけの分からない状況に置かれた主人公が右往左往するのを淡々と描くだけなので、読んでいるこちらも訳が分からす、それが延々と続くので、ただ退屈なだけ。評論家はとそれを不条理とかなんとか難しいことを言って高く評価しているけれど、やっぱりだた退屈な...

  • 鼻/外套/査察官

    ゴーゴリ浦 雅春=訳 光文社古典新訳文庫11 p372ずいぶん昔、ゴーゴリの「死せる魂」を読み始めたことがあったが、あまり興味が乗らず最初の方でやめてしまった。「鼻」も「外套」も「査察官」も、「死せる魂」の前に読んだような気がするが、内容はまったく覚えていない。ということは、それだけ面白味がなかったということだろう。読んだとしても30年以上前のことだが。この新訳では、これらの有名な作品がなんと落語調に訳され...

  • 黒猫/モルグ街の殺人

    ポー小川 高義=訳 光文社古典新訳文庫10 p219黒猫、アモンティリャードの樽、告げ口心臓、邪鬼、ウィリアム・ウィルソン、早すぎた埋葬、モルグ街の殺人を収録。飜訳が素晴らしく、明晰で平明なポーを読むことができる。明晰で平明である分、作品の意図が明確に伝わってくる。「黒猫」のラストシーンがこんなに鮮烈だということははじめて知った。ポーの作品は、ずっと昔、創元推理文庫の「ポオ小説全集」でいくつか読んだことが...

  • 猫とともに去りぬ

    ロダーリ関口 英子=訳 光文社古典新訳文庫9 p287はじめて名前を聞くイタリアの作家。シュールな作品集だが、イタロ・カルヴィーノよりも穏健的、かな?カルヴィーノの作品はずいぶん昔に読んだことがあるけど、忘れてしまったな。こういう作品こそ、作家の創造力がはっきり現れると思うのだが、なかなかそういうものにはお目にかかれない。好きな作品集だ。...

  • 初恋

    トゥルゲーネフ沼野 恭子=訳 光文社古典新訳文庫8p184これはもう読んでみてくださいとしかいいようのないみずみずしい物語。ウラジミールのジナイーダへの初恋と失恋の物語。ウラジミール 16歳ジナイーダ 21歳ジナイーダの彼氏 40歳代。年齢構成的にも申し分ない。ウラジミールに勝ち目があるはずがないですね。これも、いまぐらいの年になると、落ち着いて読めるなあ。...

  • 海に住む少女

    シュペルヴィエル永田千奈=訳 光文社古典新訳文庫 7p189この作家の作品ははじめて読みましたが、訳者があとがきで言っているように、「フランス版宮沢賢治」という紹介が一番近いのかもしれない。ただ、宮沢賢治には土着的なはだざわりを感じることができるけれども、シュペルヴィエルはもっと抽象的で透明感がある。それは、言葉のせいかもしれません。宮沢賢治の日本語をわれわれはそのまま読めるので、そう感じるのかもしれな...

  • イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ (3)

    クロイツェル・ソナタといえばべートーヴェンの有名な曲だけれども、どんな曲なのかは知らない。聴いたことがあるかもしれないけれどメロディは浮かんでこない。しかしこういうタイトルだから、きっとロマンチックなストーリーなんだろうなと思って読んでみたら性欲の話なのでびっくりした。こんなに有名で偉大で、しかも道徳的倫理的傾向が強いと思っていた作家の作品が、男女の肉体関係のことばかりだなんてスゴイ。だからといっ...

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