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カテゴリ:- Foreign Literatureのエントリー一覧

  • キリング・フィールド

    クリストファー・ハドソン水野谷とおる=訳角川書店角川文庫p366映画「キリング・フィールド」は、映画の主人公でもあるアメリカ人記者シドニー・シャンバーグが雑誌に発表した手記に基づくもの。本書は、その手記と、映画のシナリオをもとに、作家のクリストファー・ハドソンが小説化したもの。映画のノベライゼーションのである。映画の中では分かリずらかった部分の解説にもなっている。...

  • 論語

    孔子金谷 治=訳注岩波書店岩波文庫p302難しい哲理が書いてあると思ったが、平易な言葉で、人の取るべき行動や姿勢が語られていて、あっけないほど。日本語翻訳がなければ、100ページにも満たない文章。後世に非常な影響を与えた儒教のおおもとが、これだけとはね。ちょっと信じがたい。...

  • 中国名詩選(中)

    松枝 茂夫=編岩波書店岩波文庫p395晋から盛唐まで。この中国名詩選の素晴らしさのひとつは、日本語訳の見事さ。簡潔で平易。...

  • 中国名詩選(上)

    松枝 茂夫=編岩波書店岩波文庫p345これも20年ぶり。上には、三国志でおなじみの曹操、曹丕の詩が収められている。なかなかいいです。...

  • マルテの手記

    リルケ大山定一=訳新潮社新潮文庫p346こういう作品は、若く感受性が鋭敏なときでないとだめなのだろう。半年前に読んだ本だが、なにも印象に残ってない。30年前に読んだ時には、もっと心に残るものがあったはずなのに。たぶん20代、遅くとも30代までに読むべき本なのだろう。逆に、歳を取らないと味わえない本もあるから、それはそれでいいか。マルテの手記 (新潮文庫)(1953/06/12)リルケ商品詳細を見る...

  • カート・ヴォネガット

    カート・ヴォネガットが亡くなってもう六年経つ。かれの作品は好きだが、困るのは、読んだ後、元気がなくなるという点だ。ヴォネガットといえば、「心優しきニヒリスト」という肩書が有名で、かなり早い時期からそう言われていた。作品はたしかにそんなふうだ。かれの主人公は、巨大な歯車の中でモルモットのように扱われ、無慈悲な運命に翻弄される。誰が悪いというわけでもない。巨大な歯車、巨大なシステム、宇宙的な構造そのも...

  • ヴェネツィアに死す

    マン岸 美光=訳 光文社古典新訳文庫12 p166トーマス・マンの代表的中編のひとつ。ヴィスコンティの映画でも有名。映画はテレビでちらっと見たことがある。内容は、よく知られているとおり、確固とした名声を築いた初老の小説家が、避暑地のヴェニスで美少年に魅せられるというもの。20世紀を代表する大小説家であるトーマス・マンが、堅実で緻密な描写で、一人の芸術家の破滅を描いた作品。おそらく傑作なのだろうが、個人的には...

  • 変身/掟の前で 他2編

    カフカ丘沢 静也=訳 光文社古典新訳文庫11 p180判決変身アカデミーで報告する掟の前での4編を収録。カフカの作品といえば、面白くないという印象がある。作品の内容は、わけの分からない状況に置かれた主人公が右往左往するのを淡々と描くだけなので、読んでいるこちらも訳が分からす、それが延々と続くので、ただ退屈なだけ。評論家はとそれを不条理とかなんとか難しいことを言って高く評価しているけれど、やっぱりだた退屈な...

  • 鼻/外套/査察官

    ゴーゴリ浦 雅春=訳 光文社古典新訳文庫11 p372ずいぶん昔、ゴーゴリの「死せる魂」を読み始めたことがあったが、あまり興味が乗らず最初の方でやめてしまった。「鼻」も「外套」も「査察官」も、「死せる魂」の前に読んだような気がするが、内容はまったく覚えていない。ということは、それだけ面白味がなかったということだろう。読んだとしても30年以上前のことだが。この新訳では、これらの有名な作品がなんと落語調に訳され...

  • 黒猫/モルグ街の殺人

    ポー小川 高義=訳 光文社古典新訳文庫10 p219黒猫、アモンティリャードの樽、告げ口心臓、邪鬼、ウィリアム・ウィルソン、早すぎた埋葬、モルグ街の殺人を収録。飜訳が素晴らしく、明晰で平明なポーを読むことができる。明晰で平明である分、作品の意図が明確に伝わってくる。「黒猫」のラストシーンがこんなに鮮烈だということははじめて知った。ポーの作品は、ずっと昔、創元推理文庫の「ポオ小説全集」でいくつか読んだことが...

  • 猫とともに去りぬ

    ロダーリ関口 英子=訳 光文社古典新訳文庫9 p287はじめて名前を聞くイタリアの作家。シュールな作品集だが、イタロ・カルヴィーノよりも穏健的、かな?カルヴィーノの作品はずいぶん昔に読んだことがあるけど、忘れてしまったな。こういう作品こそ、作家の創造力がはっきり現れると思うのだが、なかなかそういうものにはお目にかかれない。好きな作品集だ。...

  • 初恋

    トゥルゲーネフ沼野 恭子=訳 光文社古典新訳文庫8p184これはもう読んでみてくださいとしかいいようのないみずみずしい物語。ウラジミールのジナイーダへの初恋と失恋の物語。ウラジミール 16歳ジナイーダ 21歳ジナイーダの彼氏 40歳代。年齢構成的にも申し分ない。ウラジミールに勝ち目があるはずがないですね。これも、いまぐらいの年になると、落ち着いて読めるなあ。...

  • 海に住む少女

    シュペルヴィエル永田千奈=訳 光文社古典新訳文庫 7p189この作家の作品ははじめて読みましたが、訳者があとがきで言っているように、「フランス版宮沢賢治」という紹介が一番近いのかもしれない。ただ、宮沢賢治には土着的なはだざわりを感じることができるけれども、シュペルヴィエルはもっと抽象的で透明感がある。それは、言葉のせいかもしれません。宮沢賢治の日本語をわれわれはそのまま読めるので、そう感じるのかもしれな...

  • イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ (3)

    クロイツェル・ソナタといえばべートーヴェンの有名な曲だけれども、どんな曲なのかは知らない。聴いたことがあるかもしれないけれどメロディは浮かんでこない。しかしこういうタイトルだから、きっとロマンチックなストーリーなんだろうなと思って読んでみたら性欲の話なのでびっくりした。こんなに有名で偉大で、しかも道徳的倫理的傾向が強いと思っていた作家の作品が、男女の肉体関係のことばかりだなんてスゴイ。だからといっ...

  • イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ (2)

    つまりここで出てくる人々の姿は、まさにわれわれ自身の姿なのである。世の中とはそんなものだろう。そうしてそれが悪いとは思えない。しかしトルストイは違う。トルストイが主人公に語らせているのは、そういう生活は、人生は、無意味であり、偽善であり、嘘っぱちだということである。死を目前にしたイワン・イリイチは、煩悶する。煩悶して、次第に真相に近づいていく。結婚……そして思いがけない幻滅、妻の口臭、肉欲、偽善! ...

  • イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ (1)

    トルストイ望月哲男=訳光文社古典新訳文庫 6 p364 トルストイが死んだのは1910年。20世紀に入ってからである。シェイクスピアが活躍したのが1600年代で、日本でいえば江戸時代にあたる。にもかかわらず登場人物の言葉や行動が今のわれわれに強く訴えかけてくるのは驚くべきことで、ハムレットなどは、主人公が現代人であってもちっともおかしくない。それがシェイクスピアのすごさであり、普遍性なのだろう。ただシェイクスピアの...

  • リア王

    シェイクスピア安西徹雄=訳 光文社古典新訳文庫 4 p287シェイクスピアといえば、泣く子も黙る世界最高峰の文学者の一人だが、「リア王」はその中でも四大悲劇の一つとして名高い。残りの三つはいうまでもなく、「ハムレット」「オセロウ」「マクベス」だ。「リア王」は4大悲劇の最後を飾る作品で、黒澤明監督の「乱」では、日本の戦国時代を舞台に映画化された。ストーリーは単純といえば単純だけれども、実際読んでみるとかなり...

  • マダム・エドワルダ/目玉の話

    バタイユ中条省平=訳 光文社古典新訳文庫 3 p165「目玉の話」はひどい話で、この新訳の前に代表的な訳とされていた「眼球譚 太陽肛門/供儀/松毬の眼」(生田耕作=訳)というタイトルから連想されるよりももっとサディステックなエロティシズムに彩られた凄惨な作品である。訳者の中条昇平氏はバタイユの作品を中学生のときに読んで衝撃を受けたそうだが、こんなとんでもない作家の作品をそんな年少の時に読んではまずかろうと...

  • 飛ぶ教室

    ケストナー丘沢静也=訳 光文社古典新訳文庫 2 p234むかし、小学校か中学校の図書館に「クオレ」という本があって、それはたくさんの短編がまとめられた子ども向けの本で、中には「母をたずねて三千里」といった有名な話も入っていたはずだけど、なにぶんにもそれぞれのお話が教科書風すぎて退屈すぎて、二三度借りたけど、いつも途中で放り出してしまった。あとがきによれば本書は20世紀児童文学の傑作だそうであるが、 そのマト...

  • ちいさな王子

    サン=テグジュベリ野崎歓=訳光文社古典新訳文庫 1p174有名な「星の王子さま」の新訳。この作品ははじめて読んだ。けれども、あまりピンとくるところがなかった。少年少女はこの作品を読んでどう感じるのだろうか。そういう部分がとっくに鈍麻してしまっている自分にはわからない。私にとっては、サン=テグジュベリといえば、やはり「夜間飛行」や「人間の土地」のサン=テグジュベリだ。たとえばこういう文章。「リヴィエールには...