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カテゴリ:- Japanese Authorのエントリー一覧

  • 贖罪のヨーロッパ 中修道院の祈りと書物

    佐藤 彰一 中央公論社中公新書p.286前著「禁欲のヨーロッパ」では6世紀頃までを扱っていたが、本書は5世紀から12世紀頃までの修道院の推移。修道院についてはまったく知らないことばかりで、本書の内容は濃すぎて正直ついていけていない。...

  • 禁欲のヨーロッパ 修道院の起源

    佐藤 彰一中央公論社中公新書p.282修道院における禁欲。どうやって成り立ってきたかを、ギリシャ・ローマ時代までさかのぼって論考する。...

  • 福翁自伝

    福沢 諭吉1899富田 正文=校訂岩波書店ワイド版岩波文庫p.346口述筆記に加筆したものなので、非常に読みやすい。幼いころから60歳までを振り返る。こうして読むと、福沢諭吉という人は、過去国内に存在しなかった西洋の理念や文化を完全消化して国内に紹介する学者・文筆家・啓蒙家としての才能、慶応義塾の創設者としての実業家としての才能、社会のなかでやりたいことをやるためにうまく立ち回る実践者としての才能、そのいず...

  • 学問のすゝめ

    福沢 諭吉1880岩波書店ワイド版岩波文庫p.206小泉信三の「読書論」で「学問のすゝめ」が出てきて、とても面白そうなので読んでみたら、予想以上に面白かった。タイトルは誰でも知っている本書だが、まさかこんなに面白いとは。だからこそ、明治時代にあれだけ読まれたに違いない。(国民の10人に一人は読んだらしい。いまでいうと、一億人ということになる)平等と独立と学問(実学)の重要性を熱く語る。...

  • 読書論

    小泉信三1950岩波書店岩波新書p.185著者の小泉信三は、経済学者や慶応大学塾長としてよりも、戦後まもなく、今の天皇が皇太子だったころの教育係として知られているのかもしれない。この読書論は、数ある読書論のはしりみたいなもの。岩波新書から1950年に出版された。昔は新書版というのは、岩波新書ぐらいしかなく、それも難しい本ばかりのように感じられて、この本もなかなか手に取ることがなかった。今読んでみると、本格的で...

  • 新修 宮沢賢治全集 第3巻(詩2)

    宮沢賢治筑摩書房p.451春と修羅・第二集。膨大な詩稿。さまざまな試み。発表できるできないにかかわらず、どうやっても詩を書かざるを得なかった人物なのだろう。トーマス・マンの「ベニスに死す」の中で、「現存するほとんどすべての偉大なものは、一つの「にもかかわらず」として現存し、憂患と苦悩、貧困、孤独、肉体の弱味、悪徳、情熱、そのほか無数の障害にもかかわらず成就したものだ」(実吉捷郎=訳)といっているが、な...

  • 書物

    森 銑三・柴田 宵曲岩波書店ワイド版岩波文庫p.342前半の森銑三のエッセイは、書物とは、読書とは、出版とはと、書物を取り巻くさまざまな事柄についてまじめに語っていて面白い。後半の柴田宵曲という人の方はあまり興味がわかなかった。...

  • 日本近代文学評論選(昭和篇)

    千葉 俊二・ 坪内 祐三=編岩波書店岩波文庫p.457明治以降の近代日本文学史における主要な評論を集めた本で、明治・大正編と、昭和篇があって、本書は昭和篇。芥川竜之介「文芸的な、余りに文芸的な」、小林秀雄「様々なる意匠」、坂口安吾「堕落論」、など有名どころがはいっている。読み流したせいであまり頭に入らなかったが、下世話ながら、杉山平助という人の辛口人物エッセイ「文芸評論家群像」は面白かった。...

  • ヴォネガット、大いに語る

    Wampeters, Foma and Granfalloonsカート・ヴォネガット1974飛田 茂雄早川書房ハヤカワ文庫SFp.447スローターハウス5が1969年だから、それから5年後に出された本書は、もっとも初期のころのエッセイを集めたことになる。ヴォネガットは小説は面白いけれども、エッセイ集が面白くないのは、真面目さが前面に出過ぎるからだろうか。...

  • 山口瞳対談集(5)

    山口瞳論創社p.325対談相手は、村松友視、田中真理、野坂昭如、丸谷才一、生江義男、古山高麗雄、木山捷平、矢口純・柳原良平、安原顯、高橋義孝、パラオ・徳Q・ スバル・都鳥、吉行淳之介。古山高麗雄、木山捷平といった作家との対談に興味が引かれたが、さして記憶に残らず。パラオ・徳Q・スバル・都鳥という変な名前は、作者が連載した地方競馬ルポのときの雑誌担当者たちのペンネーム。以上5巻で終わり。ひまつぶしの軽い読み...

  • 山口瞳対談集(4)

    山口瞳論創社p.318対談相手は、團伊玖磨、近藤日出造・杉浦幸雄、高橋義孝、永井龍男、嵐山光三郎、吉行淳之介、矢口純・井上ひさし、丸谷才一、諸井薫、藤原審爾・鳴瀬速夫、串田孫一、伊丹十三、大原麗子、田村隆一、矢野誠一。名優にして名監督、そして名エッセイストである伊丹十三の文筆の才を発掘したのは、たしか山口瞳だったと思うのだが、ここでの対談のテーマは「御祝儀袋・盃と箸袋」。あまり面白くなかった。...

  • 山口瞳対談集(3)

    山口瞳論創社p.328対談相手は、遠藤周作、丸谷才一、高橋義孝、俵万智、山本夏彦、池田弥三郎、中原誠、常盤新平、河野多恵子、野坂昭如、藤本真澄、吉行淳之介。俵万智にお対談というのがわたしには珍しかった。吉行淳之介という作家が毎回登場するが、ちっとも面白くないのがご愛敬。...

  • 山口瞳対談集(2)

    山口瞳論創社p.333対談相手は、常盤新平、大橋巨泉、丸谷才一、瀬戸内晴美、王貞治、高橋義孝、吉行淳之介、杉本清・井崎脩五郎、嵐寛寿郎、野坂昭如、池波正太郎、小西得郎、中根千枝、村島健一、吉行淳之介・色川武大「ホームランに生きる」の王貞治との対談が興味深い。...

  • 山口瞳対談集(1)

    山口瞳論創社p.341対談相手は、池波正太郎、沢木耕太郎、司馬遼太郎、長嶋茂雄、吉行淳之介、高橋義孝、大山康晴、土岐雄三、檀ふみ、野坂昭如、野平祐二、丸谷才一、佐治敬三の13名。「チームプレーにもジャイアンツ新戦法を」の長嶋茂雄監督、「中原将棋を倒すのは私だ」の大山康晴十五世名人の対談が興味深かった。...

  • 書斎の宇宙

    高橋 輝次=編筑摩書房ちくま文庫p.311副題に、「 文学者の愛した机と文具たち」とあるように、作家による机と文具に関するエッセイを集めた本。もっとも身近なモノに関する話なので、興味深い話が多いのかと思ったら、意外に面白くなかった。なんでだろう。身近すぎて捻りのきかせようがなかったのかな。...

  • 懸賞小説神髄

    齋藤 とみたか洋泉社p.223ヒマができたら、いっちょう懸賞小説にでも応募して、金を稼いでみようと思って読だ本。下読みという世界について詳しく書いてあって勉強になった。実際のところは、なにごともそう甘くはないんだろうな。...

  • 三国志読本

    宮城谷 昌光文藝春秋p.383宮城谷版「三国志」の完結を記念して、作品に関連する対話やエッセイ等を集めた本のようだ。宮城谷 昌光の作品はけっこう読んでいるが、この手の本は初めて。もともと詩人志望であったことは、はじめて知った。...

  • 定年後 50歳からの生き方、終わり方

    楠木 新中央公論社中公新書p221けっこう売れているようでびっくりしました。定年後のサラリーマンがどこでどんなことをしているか、そのレポートが興味深い。こういう具体的な姿をまとめたものは、いままであまりなかった。55歳になったら、ときおりパラパラめくってみるとよい本。60歳でも遅すぎることはない。p70の図、会社以外の友人や知人と時間を過ごすことがない人の割合が、日本の男性場合は異常に高いという事実が、定年...

  • 生涯現役論

    佐山展生・山本 昌新潮社新潮新書p72050歳まで現役の投手を続けた山本昌投手。ただすごいの一言。社会人としては、サラリーマン経験のある経営者・大学教授の佐山展夫氏の話のほうが身近に感じられるかもしれない。...

  • 難民鎖国ニッポンのゆくえ 

    根本かおるポプラ社ポプラ新書p300日本の少子高齢社会のことを考えるとき、外国人労働者の問題は避けて通れない。われわれがどういう未来を選択するかを考える際の重要な要素となる。結論から言えば、受け入れるしか選択の余地はないので、あとはどうやってソフトランディングさせるかの段階に入っていると思う。時代が変われば、社会や文化も変わる。同じような文化や生活様式をいつまでも続けることはできない。鎖国政策を取り続...

  • 戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

    加藤 陽子朝日出版社p475「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」に続く、最新の研究に基づく現代史講義。前作と同じく、主に高校生を対象としているので、たいへんわかりやすい。かといって、レベルを落としているわけではないので、読み飛ばしていてはすぐついていけなくなる。前作に比べると説明が丁寧すぎてスピード感がなく、読み終わるのにちょっと苦労した。...

  • 学校が教えないほんとうの政治の話

    斎藤 美奈子筑摩書房ちくまプリマー新書p207そんなに目新しいことは書いていない。高校を卒業して大学に入ったばかりとか、社会に出たばかりとか、政治に触れ始めた若い人にとって役に立つ本。...

  • 在宅医療から石巻の復興に挑んだ731日間

    武藤 真祐:監修 高齢先進国モデル構想会議:編日経BP社 p220 東日本大震災に逢った石巻市で、被災者救済のために在宅医療に取り組む拓ホームクリニックの武藤真祐ドクターと、さまざまな協力者による活動の記録。  こういう活動記録は非常に貴重。 なにより、メンバーの活動ぶりに、思わず目頭が熱くなる。 ...

  • 統計学が最強の学問である データ社会を生き抜くための武器と教養

    西内 啓ダイヤモンド社p308数年前に非常に評判になった本。気にはなっていたのだが、ようやく読むことができた。サブタイトルにあるように、「データ社会を生き抜くための武器と教養」として、統計学は知っておかなければならない知識であることが、よくわかった。統計学への入門書として、優れた本。...

  • なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

    中島 聡文響社p286「ラストスパート志向」が諸悪の根源。ロケットスタートで、与えられた期間の2割の期間で8割まで終わらせる。10日でやるべきタスクだったら、その2割の8日間で、8割終わらせるつもりでフルパワーで仕事をすること。その間、マルチタスクはをやめ、メールは気にせず、その仕事だけに集中する。そのためには、早朝の時間が大事。「ロケットスタート時間術」を使えば、質の高い仕事を、必ず期限内に遂行でき...

  • 医療レジリエンス-医学アカデミアの社会的責任

    編集代表:福原俊一医学書院p134京都大学医学研究科社会健康医学系専攻(京都大学SPH)のPRのために作った本のようだが、中身は意外にしっかりしていて、健康と医療に関する内外の著名な研究者の簡単なレポート・対談が集められている。2015年に京都大学で開かれた世界健康会議の地域会議の内容をまとめたものらしい。...

  • 超高齢社会 第4弾 未知の社会への挑戦 

    監修:辻 哲夫・久野 譜也・本田 茂樹時評社p239冒頭の、辻哲夫 東京大学高齢社会総合研究機構特任教授と、嶋津昭 公益社団法人ラグビーワールドカップ2019組織員会事務総長という、異色の顔合わせによる対談は興味深かったが、そこはわずが20数ページ。残りは、各省庁の政策ペーパーと、自治体・企業の事例集をかき集めてホッチキス止めしただけの本。こんなヤクザなつくりで1500円以上も取るとはひどい話だ。政府刊行物と...

  • 日本企業は何で食っていくのか

    伊丹 敬之日本経済新聞出版社日経プレミアシリーズp261人に勧められて読んでみたのだが、ほとんど響かなかった。書いてあることが、あまりにまっとうすぎて、逆に平板に感じられたせいだろうか。もうすこし、毒がある方が、読み物としては面白いのかもしれない。...

  • 病院の世紀の理論

    猪飼 周平有斐閣p330病院における治療という形態が、特定の時代の特定のパラダイムにほかならないことを、江戸時代以降の日本の医療の歴史を丹念にたどりながら解き明かした画期的な書物。もちろんこちらは医療の専門家ではないので、専門家からの、すでにこうした類書があって、本書の内容は別にそう新しいものでもなんでもないんだという意見もあるのかもしれないが、たぶんそういう本はなかったのではないか。そうであれば、...

  • 絶対に受けたくない 無駄な医療

    室井 一辰日経BP社p271米国の医学界が不要・不適切としている治療方や検診が、日本ではさかんに行われているということはわかったが、といって、ここに記載された100項目は、あまりに専門的すぎて、読んでもどうにもならないな。まあICスキャンをやたらに勧める医者は怪しいということだけはわかった。手術や検査も同様。でも、そうでない医者っているのかな。...

  • 日本のお医者さん研究

    森 剛志/後藤 励東洋経済新報社p205日本のお医者さんはどのような人なのか、アンケートを中心に、働き方や考え方、年齢階層など、アンケートや統計を中心に説明した本。タイトルを見て面白そうな本だと思って読んでみたら、集めたデータをそのまま投げ出したような内容で、ちっとも面白くなかった。どんな人がこの本を読むのだろうかと、不思議に思った。...

  • 競わない地方創生~人口急減の真実

    久繁 哲之介時事通信社p252ビジネスの論理から言えば、弱者(地方都市)の経営は、強者(大都市)を真似てはいけない。そういわれれば、まったくそうだ。言われてみないことにはわからないものだ。その他、刺激的な提案があちこちに出てきて、なかなか興味深い本だった。...

  • それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと

    林 英恵あさ出版p234平易に書かれていて手軽に読めるけれども、伝わってくるメッセージは、深くて熱い。研究と仕事を両立させている著者による、社会人入門書的な内容ですが、凡百のビジネスを遥かに凌ぎ、なかなかの良書です。...

  • 医療・介護改革の真相~日本の社会保障制度を守るための提言

    松山 幸弘日本医療企画p198財務諸表分析により、社会福祉法改正のきっかけを作った筆者による、日本の医療制度改革に関する提言。非営利ホールディングカンパニーの必要性を説いている。...

  • 年金、民主主義、経済学

    権丈 善一慶應義塾大学出版会再配分政策の政治経済学Ⅶp482著者の論旨は明快。しかも舌鋒鋭く、中途半端な自称年金学者らを批判してやまない。本書でもたびたび取り上げられている「社会保障制度改革国民会議」。平成24年から25年にかけて、全部で20回開催されているが、その議事録も読んでみた。なんとこちらはもっと過激で、総理官邸で開催された会議で、政府関係者がいる前で、委員として参加した著者は、当の本人たちを面と向...

  • 医療介護の一体改革と財政

    権丈 善一慶應義塾大学出版会再配分政策の政治経済学Ⅵp452社会保障を論じてこれだけ痛快で、しかも現実政治と切り結んでいる本は他に例がない。読むのをやめられない面白さ。民主党政権の無責任さが嫌になるほどわかってしまう本でもある。...

  • 社会保障の政策転換

    権丈 善一慶応義塾大学出版会再配分政策の政治経済学Ⅴp312社会保障制度国民会議の委員就任時、2008年当時の会議での議論やニュースや政治的動きをリアルタイムで語った本。著者の歯に布を着せない発言は痛快。続編も早く読んでみたい。...

  • ちょっと気になる社会保障

    権丈 善一勁草書房p214「闘う社会保障学者」権丈善一先生の社会保障入門。入門とはいえ、内容はかなり高度な部分も含まれる。面白くてためになることは間違いない一冊。...

  • 在宅医療の展望

    佐藤 智=責任編集中央法規明日の在宅医療 第1巻p464在宅医療について、医師・看護師・研究者・政策立案者・家族など、在宅医療に関わる人々による、論文・インタビュー・対談・手記等で構成された本。発刊は2008年で、いまから8年前。この分野の偉い人から、このシリーズを買って読むように勧められたが、この巻と次の巻だけ買って、最初の数ページで放り投げていた。いまの在宅医療について知るには古すぎるかなと思ったが、...

  • 買い物難民を救え! 移動スーパーとくし丸の挑戦

    村上 稔緑風出版p192ソーシャルビジネスは難しい。起業家としての才能とビジネス感覚を持ち、なおかつ社会改革者としての志をもっていなければならない。社会問題の解決のためにビジネスの手法を使うのであって、単なる利潤追求とは一線を画す。そういう自己規制を行いながら事業を行うわけだから、よほど優れた才能の持ち主でなければならない。ソーシャルビジネスで成功できる人は、通常の事業なら簡単に金儲けできてしまう、...

  • ユマニチュード入門

    本田美和子イヴ・ジネストロゼット・マレスコットティ介護現場において、人間の尊厳を大事にするケアということはどういうことか、それを技術化したのものがユマニチュードだと理解した。日本にも優れた介護者はたくさんいるのだろうが、そういう人々のケアの手法は技術化されておらず、またそうしようという努力もほとんど行われていないのではないか。優しい心が大事など、精神論が語られるばかりで、ケア手法や業務改善や環境改...

  • 生涯現役キャリア作戦~シニア産業カウンセラーからの提案~

    青木 羊耳朱鳥社p19120歳から60歳までの40年間、一日10時間を通勤と仕事に費やしたとする。週休二日制の場合、1年間の勤務日数が約250日だから、40年×10時間×250日=10万時間となる。60歳から80歳の20年間、食事や睡眠時間など、生活維持に必要な時間を10時間とすると、一日の自由時間は、24時間-10時間=14時間20年間では、20年×14時間×365日=約10万時間つまり、60歳以降は、それまで働いていたのと同じ量の自由時間を持つこと...

  • 老後破産~長寿という悪夢~

    NHKスペシャル取材班新潮社p231「老後破産」という言葉を生み出した「NHKスペシャル」が2014年9月に放映され、さきほどの「下流老人」が出版されたのが2015年6月、NHKスペシャルの番組内容を書籍化した本書が翌7月に続いている。単身高齢者の悲惨な生活実態が、多く人々の注意を集めるようになった。これからさまざまな対策を講じられていくに違いない。だが、問題はそう簡単に片付かないし、都市部の高齢化は急速に進むだ...

  • 下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 その2

    藤田 孝典朝日新聞社朝日新書p221前のエントリーで小難しい感想を書いたが、実は、本書でもっとも印象に残ったのは以下の部分。「仕事一筋できたならば、夫は妻に逃げられてはいけない わたしが今まで見てきた経験上からも、妻は月15万円の生活費でも暮らしていける方が多いが、夫の場合はほとんど絶望的と言っていい。とくに団塊の世代よりも上の層の日常生活力の乏しさには驚くべきものがある。 …いまだに「家事は女性がする...

  • 下流老人 一億総老後崩壊の衝撃

    藤田 孝典朝日新聞社朝日新書p221悲惨な老後を送る貧困高齢者への支援活動を実際に行っている著者だけあって、実態を描いた第1章から第3章はリアリティと迫力がある。たしかに、老後の生活崩壊は、特殊な人に訪れる特別な事態ではなく、誰にでも起こりうる話である。他人ごとではない。われわれはそれを覚悟しておいた方が良い。著者は、「社会システムと社会福祉制度の機能不全」が、このような下流老人を生み出す原因であると...

  • 僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなに金がかからない

    武内和久・山本雄士ディスカヴァー・トゥエンティワンp303超高齢社会を迎え、破綻しつつある医療制度を維持していくためには、予防の重視をはじめ、さまざまな角度からの改革が必要であることことを論じた本。いろんな論点がうまくまとめられており、好著だと思う。ただし、その語り口がね。普通にしとけばいいのに、タイトルをはじめ、猫なで声が気持ち悪い。...

  • 異端の人間学

    五木 寛之・佐藤 優幻冬舎幻冬舎新書p186ロシアに詳しい作家五木寛之と、元ロシア駐在の外交官佐藤優による、ロシアについての対談集。面白かったので、対談の中で触れられている五木寛之の本とか、アウシュビッツに関する本を読んでみることにした。...

  • 世界のトップを10秒で納得させる資料の法則

    三木 雄信東洋経済新報社p252資料の作り方や、パワーポイントの使い方について書いてある本はたくさんあるけれども、本書はそのなかでもかなり実践的。エクセルを使ったパレート図や回帰分析の方法まで書いてあって、非常に参考になった。いずれどこかで使ってみたいと思いました。...

  • 命の格差は止められるか

    イチロー・カワチ小学館小学館新書p219これは名著。健康格差とソーシャルキャピタル、ポピュレーションアプローチや社会疫学について、分かりやすく丁寧に解説してくれている。健康づくり政策にとっての行動経済学の重要性まで触れていて、関係者必読の本。...

  • ビッグチャンス――追い風の今、日本企業がやるべきこと

    冨山 和彦PHP研究所p297「なぜローカル経済から日本は甦るのか――GとLの経済成長戦略」で描かれたGの世界に焦点をあて、なぜ日本企業が敗れたのか、これからそこで戦うためには、企業と社員はどういう条件・覚悟が必要となるかを詳述。年功序列に安住する大企業を、ムラ型メンタリティーの「クソ」サラリーマン会社と罵倒しまくって、相変わらず意気軒高。読んでいると元気が湧いてくる。ちなみに、「エピローグ―真正「稼ぐ力...

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