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Lost in Translation その2

●映画の英語
stuck
 ①stickの過去形・過去分詞
 ②(形容詞)~に行き詰って


二人が日本酒を飲みながらする会話のシーン。
この映画で最も印象的なシーンの一つで出てくる。

"I'm stuck. Does it get easier?"
"No. Yes. It gets easier"
"Oh, Yeah. Look at you"
"Thanks. The more you know who you are, and what you want, the less you let things upset you"
"Yeah. I just don't know what I'm supposed to be. You know? I tried being a writer, but I hate what I write. And I tried taking pictures, but they're so mediocre, you know. Every girl goes through a photography phase. You know, Like horses? You know? Take, uh, dump pictures of your feet"
"You'll figure that out. I'm not worried about you. Keep writing"
"But I’m so mean"
"Mean's okay"
"Yeah"

"What about marriage? Does that get easier?"
"That's hard……We used to have a lot of fun. Lydia would come with me when I made the movies, and we would laugh about it all. Now she doesn't want to leave the kids, and she doesn't need me to be there. The kids miss me, but they're fine. It gets a whole lot more complicated when you have kids"
"Yeah. It's scary"
"It's the most terrifying day of your life the day first one is born"
"Yeah. Nobody ever tells you that"
"Your life, as you know it, is gone. Never to return. But they learn how to walk, and they learn how to talk, and you want to be with them. And they turn out to be the most delightful people you ever meet in your life"
"Hmm, that's nice"
"Where'd you grow up?"
"Um, I grew up in New York, and I moved to Los Angeles when John and I got married. But it's so different there"
"Yeah, I know"
"John thinks I'm so snotty"
"haha"
"hmm"
"You're not hopeless"


こういう会話をしながら、二人とも酔っぱらってたわいなく眠ってします。
ちょっと長いが試訳。

「生きるのが難しいわ。これって楽になるものなの」
「いや。うん。そうなるさ」
「そうね。あなたがお手本ね」
「ありがとう。自分が誰であり、なにを望んでいるのかがわかればわかるほど、物事に動じなくなるものさ」。
「そうね。私は自分が本当はなにをしなければないかが分らないの。作家になろうとおもったことがあったわ。でも、自分の書いたものが大嫌いだった。それで写真を撮り始めたの。でもあまりに平凡過ぎて。女の子って写真にはまる時期があるの。馬に興味を持つのもそう。どの子もカメラで自分の足をやまほど撮ったりするのよ」
「きみは自分のやるべきことを見つけ出すさ。大丈夫だよ。書き続けろよ」
「でも、才能はないわ」
「才能は関係ないさ」
「そうね」
(沈黙)
「結婚ってどうなの。楽になるものなの」
「……結婚は難しい。昔はおたがい楽しかった。撮影の時はリディアも一緒で、それを話題におおいに盛り上がったものさ。いまは彼女はいつも子供といて、そこでは僕は必要とされていない。子供はさびしがっているけれども、だからといってなにか問題があるわけじゃない。…子供ができると、ものごとが一挙に複雑になるんだ」
「怖いわ」
「人生でもっとも恐ろしい日は、最初の子供が生まれた日だ」
「初めて聞くわ」 
「自分が知っていた自分の人生は去ってしまった。決して戻ってこない……でも、こどもたちが歩くのを学び、しゃべるのを覚えてくると、一緒にいたくなるんだ。人生の中で出会った中で、一緒にいるのがいちばん楽しい、そういう存在になるんだ」
「素敵ね」
(ウトウトとしながら)
「君はどこで育ったんだい」
「ニューヨーク。そのあとロスアンゼルスに移って、そこでジョンと結婚したの。でもいろいろ違っていたわ」
「そうだろうね」
「ジョンはわたしをお上流ぶっているっていうの」
「ハハ」
「ふふ」
「そんなにひどくはないよ」

最後の場面で、ボブはシャーロットの右の足先にちょっと触るのだが、あれは、ケガをした部分。
シャーロットの傷口がいくぶんかでも、ふさがったことを暗示しているのだろうか。

mediocre 平凡な
figure out 見つけ出す


このエントリーのタグ: スカーレット・ヨハンソン

Lost in Translation その1

★★★★
2003年
102分
ネットで視聴 英語字幕

原題:Lost in Translation
邦題:ロスト・イン・トランスレーション
監督:ソフィア・コッポラ
出演
 ビル・マーレイ
 スカーレット・ヨハンソン

「マッチ・ポイント」の奔放でセクシーな美女、「アベンジャー・シリーズ」のタフで強気なブラック・ウィドウとは打って変わり、ここでのスカーレット・ヨハンソンは、新婚なのに仕事で飛び回っているカメラマンの夫にほったらかされ、東京のホテルで孤独な時間を過ごす大学出たての新妻役。
このときスカーレット・ヨハンソンは19歳。
不安定で儚げなこの役柄に、意外にもぴったり。
あのスカーレット・ヨハンソンが、東京や京都を背景に動いているというだけで、ファンとしては嬉しくなる。

主人公のボブ・ハリス(ビル・マーレイ)は、サントリーの広告のために来日した映画俳優という設定。なじみのない文化に投げ込まれ、CM撮影の現場では言葉足らずの通訳や日本人監督の奇妙な言動に悩まされ、ホテルに帰って一人でテレビを見ていても日本語による糞面白くもない番組ばかり。時間をもてあましてホテルのバーに通うしかないのだが、そこでスカーレット・ヨハンソン演じるシャーロットと知り合うことになる。

外国に行って1週間ぐらいホテル暮らしを続けると、主人公の境遇がよくわかる。夜はテレビを見るぐらいしかないのだが、BBCの英語ニュースはまだしも、中国や韓国のテレビ番組はちっとも面白くない。むかしの日本の娯楽番組に似た番組が、同様の下品さで繰り返されていてうんざりする。洋物の映画が放送される場合もあるけれども、吹き替えだったり、中国語やハングル語の字幕が大きな文字で出て邪魔だったりするので、見る気が起こらない。
アジア人の私が同じ文化圏にあるアジアの番組を見てそう思うのだから、欧米人にとっては、さらに隔絶感があるだろう。

映画の日本語タイトルは、原題のlost in translationをそのまま使っている。
なにかよい日本語タイトルがないかと考えてみたが思い浮かばなかった。短いフレーズなのだが、日本語にしようとすると意外と難しい。「言葉が通じなくて通訳を通して意思疎通を図るしかない日本という国に来て迷ってしまった二人の出会い」という意味だと思うのだが、もちろん長すぎるので、芸はないけれども、このままが一番いいのかな。

その二人が、ある夜、日本の若い連中と夜中に遊んで回る。
飲んで踊って最後はカラオケ。店と店との移動はタクシー。
じつに日本らしい夜遊びの仕方で、若いころ日本に住んだことがあるという監督のソフィア・コッポラの経験をもとにした場面だと思う。むかしはこういう遊び方もあったのだが、いまでもこんなふうなのだろうか。映画のシーンには出てこないのだが、料金を誰が払ったのだろうか。お金持ちの主人公が全部負担したのだろうか、などと変なことが気にかかる。割り勘にすれば、ああいう遊び方はそんなにはかからない。一人2万円か3万円ぐらいだろう。

カラオケのシーンでは、シャーロットもボブも、へたくそな歌を聞かせてくれる。これがいかにもらしくてよい。ボブの歌はなんとロキシー・ミュージックのモア・ザン・ディス。名盤アヴァロンの冒頭の曲。なつかしい。
歌う前に、難しい曲と呟くが、それはそうだろう。ブライアン・フェリーしか歌えない。


このエントリーのタグ: スカーレット・ヨハンソン

Predestination

★★★★
2014年
97分
ネットで視聴 英語字幕

原題:Predestination
邦題:プリデスティネーション
監督:スピエリッグ兄弟
出演
 イーサン・ホーク
 サラ・スヌーク
 ノア・テイラー

「ガタカ」と同じく、登場人物がほぼ3人だけの低予算映画ながら、非常に濃い内容のSF映画。
ハインラインの「輪廻の蛇」が原作とは知らなかったが、邦題もそうしたほうが良かった。
意味不明なカタカナ語より、そのほうがよっぽどインパクトがあったのではないか。

●映画の英語

〇 predestination  運命・宿命

神学上の用語として、運命予定説という意味もある。

〇 hustle 押し合う、押し分けて進む、頑張る

ジョンとジェーンが初めて出会う、とても印象的で重要な場面に出てくる単語。

雨に降られて駆け込んだ先の街路に立つジョンの背中にぶつかったジェーンが、
"Oh, I am so sorry"と謝った後、"Are you lost?"「道に迷ったんですか」
と声をかけるところから会話がはじまる。

"No, I'm looking for someone. Thanks, I'll just wait "
(ジョン:いや、人を待っているところなんだ)

"Well, you know what they say about good things happening to those who wait"
(ジェーン:待つ人にはいいことがあるっていいますね)

."But only the things left behind by those who hustle"
(ジョン:)

"I was thinking the exact same thing"
(ジェーン:私もまったく同じことを考えていたわ)

この"But only the things left behind by those who hustle"は、リンカーンの有名な言葉だと映画の中でも説明があるが、意味がわからないので調べてみた。

全体は以下のとおり。

Things may come to those who wait, but only the things left by those who hustle.
(待っているだけの人達にも何かが起こるかもしれないが、それは努力した人達の残り物だけである。)

なるほど。
字幕的には、ここは(ジョン:でも、待っているだけでは残り物しか手に入らない)、とでも訳すのだろう。




The Martian

★★★★
2015年
141分
ネットで視聴 英語字幕

原題:The Martian
邦題:オデッセイ
監督:リドリー・スコット
出演
 マット・デイモン

ハラハラドキドキの連続でエンディングも感動的。
SF映画としては申し分ない出来。
リドリースコット監督なので、それも当然。

ただ、宇宙服が妙にしょぼいのと、中国の登場の仕方がいかにも唐突。
NASAだっていろんな手続きやマスコミ対応であれだけ意思決定に苦労しているのに、官僚主義の総本山のような中国で、宇宙開発の責任者がそうしたいと思ったとしても、国家機密にかかわる事柄なんだから、そう簡単に物事が進むとは考えられない。(あそこで習近平が登場すれば別だけれども)。
ご都合主義にしかみえないので、もうちょっと伏線を張っておけばよかったのに。




このエントリーのタグ: リドリー・スコット

The Master

★★★
2012年
143分
ネットで視聴 英語字幕

原題:The Master
邦題:ザ・マスター
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
出演
 ホアキン・フェニックス
 フィリップ・シーモア・ホフマン
 エイミー・アダムス

美しい画面構成や緊迫感のある展開から、良い映画であるらしいことはわかるが、あいにくこちらに背景となる知識が不足しているせいで、いまいち意図が伝わってこない。

「マスター」となるヘミングウェイっぽい中年男性は、単純に作家というわけではなく、新興宗教の教祖のようだが、日本でイメージする教祖とはだいぶ異なり、理知的・哲学的な人物に描かれている。

ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を獲得した映画だそうだが、私には、ちょっと難しかった。


このエントリーのタグ: ポール・トーマス・アンダーソン

グローバリズムが世界を滅ぼす

エマニュエル・トッド/ハジュン・チャン/柴山 桂太/中野 剛志/藤井 聡/堀 茂樹
文藝春秋
文春新書
p246


写真で分かるように、エマニュエル・トッドが表看板の本だが、彼が語る場面は、他の著者よりそう多いわけではない。

グローバリズムが経済的繁栄をもたらすという理論は、じつは根拠がなく、逆に世界に不公平と混乱をもたらす元凶であることを、座談会およびそれぞれの論文でわかりやすく説いた本。



戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

加藤 陽子
朝日出版社
p475


「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」に続く、最新の研究に基づく現代史講義。

前作と同じく、主に高校生を対象としているので、たいへんわかりやすい。
かといって、レベルを落としているわけではないので、読み飛ばしていてはすぐついていけなくなる。

前作に比べると説明が丁寧すぎてスピード感がなく、読み終わるのにちょっと苦労した。



学校が教えないほんとうの政治の話

斎藤 美奈子
筑摩書房
ちくまプリマー新書
p207


そんなに目新しいことは書いていない。
高校を卒業して大学に入ったばかりとか、社会に出たばかりとか、政治に触れ始めた若い人にとって役に立つ本。


Fight Club

★★★★★
1999年
139分
ネットで視聴 英語字幕

原題:Fight Club
邦題:ファイト・クラブ
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演
 エドワード・ノートン
 ブラッド・ピット
 ヘレナ・ボナム=カーター

内容をまったく知らなかったので、タイトルからイメージして、ブラッド・ピットがストリート・ファイティングしまくる映画かと思ったらぜんぜん違った。(笑)

こういうふうに前知識なく映画を見ると、先がぜんぜん読めず、英語なのでなおさら難しいことになって、「メメント」みたいに苦労することもあるけれども、予想が裏切られてビックリすることのほうが多いので、やはりそのほうがよい。

一度だけでは十分理解できないことが多いので、繰り返し見ることが必要だ。
もちろん繰り返し見る気を起こさせる映画であることが大切。
それがいい映画の条件ということだ。

この映画、二度目をみると、セリフの中にかなりヒントが含まれていることがわかる。最初はまったく気がつかずに、まんまと騙されてしまった。監督の思い通りの観客だったわけだ。見事な手際としか言いようがない。

メッセージは明確。
映画のセリフを名言集としてまとめているサイトを見かけるが、それもわかる。
もうそういう年齢でもないので、ああそうかと思うぐらいだが、それでもどこか響いてくるところはある。

I don’t wanna die without any scars.
体のどこにも傷がないまま死ぬような男にはなりたくない。


意訳したが、そういう意味のはず。
主人公とタイラーが初めて殴り合うシーンで出てくる言葉。

ヘレナ・ボナム=カーターは、ハリー・ポッター・シリーズのベラトリックス役やスウィーニー・トッドのミセス・ラヴェットなどで、とにかく目立つ。いつも同じ顔と髪型とコスチュームの特異な女性俳優だ。時代と場所を超越している。

昔、ハムレットのオフィーリア役をやったことがあるという。
どんな映画だったか見てみたいものだ。

●映画の英語

demolition  (建物などの)取り壊し、破壊

冒頭の場面に出てくる単語。
The Demolitions Committee of Project Mayhem
大混乱を「引き起こすための建物破壊委員会」とでも訳すのだろうか。

mayhem  大混乱,大騒ぎ.

この単語は難しい。はじめて見たと思う。
辞書を引いてみるまで、地名と思っていた。

testicular 睾丸; 精巣

testicular cancer で、精巣腫瘍
主人公は、この病気で睾丸を失った男たちが互いを励ましあう会で、胸の大きなボブと出会う。

tuberculosis 肺結核

TB。
これはよく見る単語。
なかなか覚えられないけれども。

tumor 腫瘍

If I did have a tumor, I'd name it Marla.
もしほんとうに俺に腫瘍ができたら、きっとそれをマーラと名づけるだろう。


主人公は自分の精神安定用にニセ患者として患者互助会に通うのだが、その場所に同じ目的で割り込んできたマーラに対する愚痴。
 
prostate 前立腺

主人公がマーラに仕事中に呼び出され、胸を見てほしいといわれて誘惑されているにもかかわらず異常なしというつれない返事をした後、マーラの方から前立腺を見てあげようかと誘う場面で使われる。
この単語もなじみがない。

見てのとおり、この映画では医学用語が頻繁に出てくる。
日本語だったら専門用語でもなんとなく分かるけれども、英語となると難しい。

slide 滑る、滑走する、滑り落ちる

主人公が自分自身の精神の内部(洞窟)を掘り下げていくと、パワー・アニマルとしてペンギンが出てきたりマーラが出てきたりして、主人公に対してslide!!と声をかけるのだが、どういう意味なのだろうか。よく分からない。パワー・アニマルというのもよく分からない。
坂口安吾的な「堕ちろ!」という意味かもしれない。

映画を見ても、本を読んでいても、辞書を引いてもわからない部分というのがかならず出てくるのだが、まあ気にしないことだ。
よその国の言葉が全部わかることはありえない。
そのうちふっと分かることもあったりする。




このエントリーのタグ: ヘレナ・ボナム=カーター

翌日も仕事

とはいいながらも、仕事に出かけました。
昼過ぎから働いて、あまりやる気が出ないので、午後5時ぐらいで切り上げました。
やはりちょっと、調子がおかしい。
疲れ気味。